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広く浅くで勝ち残るためには?【264/300】

10月に入りました。今年も残り3ヵ月ですね。株式会社はこの亀谷です。

本日は「広く浅くで勝ち残るためには?」というテーマで1本書いておきます。

特に専門領域を持つことなく、40年以上生きてきた個人の感想です。

自分は特に強みって持っていないんだよなぁとお悩みの方はご覧ください。


「広く浅い知識」には価値がない?

「広く浅い知識」という言葉を聞くと、何となく中途半端な知識だけを持っているように感じるかもしれません。

確かに短期的に「広く浅い知識」だけを身に付けたとしてもあまり役には立ちません。

「広く浅い知識」で勝負するためには、押さえておかないといけないポイントがあります。

それが「広く細かく浅い知識」に仕上げることです。

「広く浅い知識」の広さを広げ、「網目を細かく」し、「浅くとも経験」することで戦い方が変わってきます。

専門領域は専門家が鎬を削る局所戦をしていて、なかなか入っていく隙間がありません。

「広く浅く」を粛々と極めてみるというのも、時間はかかりますが一つの戦略だと思います。

浅くても良いから、時間をかけて広く細かく敷き詰める

専門家は、その分野において豊富な知識と経験を持っています。

ただし、専門家にも弱点はあります。

専門領域が深いだけだと、その専門領域に知識が偏りがちで、外の情報や視点を取り入れるのが難しくなります。

世の中のことは、ひとつの専門領域だけで説明できるものは少ないです。

その隙を狙って「広く浅く」で勝負します。

専門領域だけでは見えない、周囲との関係性から得られる気付きを元に、価値の創造や解決策の提示を行うのです。

そのために必要なのが「広く浅く」だけど「網目は細かく」です。

横のつながりを細かくもたせておくことにより、深い専門性とは違った強みを見せることができます。

相手の得意分野は相手に譲り、相手の苦手分野で戦う

「広く浅く」を選んで進んでいくと、良い意味でも悪い意味でも自分には得意分野がなくなります。

もしくは自分としての得意分野があったとしても、専門分野がある人にはその分野では勝てないという状況が起きます。

そういう時こそ、専門分野は専門家に快く譲り、自分は相手の苦手分野に場所を移すことで価値を発揮することを目指しましょう。

自分で根本的な解決策が思いつかなくとも、専門家に考えるべき材料を投げ込んであげるポジションにいて、専門家が解決策に辿りつければ、それはチームに対しての十分な貢献です。

時間をかけて網目を埋め、経験を積んでいけ!

「広く浅く」を極めるためには、継続力と幅広い分野への興味が必要になってきます。

「広く浅く」で網の目が粗いと、何も情報に引っかからず全く役に立ちません。これがあるので、若い頃は「広く浅く」に不安を覚えます。

「広く浅く」だけど「細かく」をやるためには、自分でその分野の知識をどこまでの広さまで広げるかを決めて、今の自分の知識のどこに穴があるのかを常に観察しておく必要があります。

さらに浅い知識だけがあったとしても、それだけでは実践できません。

「広く細かな知識」と「浅い経験知」を組み合わせることにより、もし相手の知識が専門領域における「形式知」であれば、より強みを見せられます。

ここで「広く細かな知識」を得るためにも、多くの「浅い経験知」を得るためにも、絶対的に時間が必要です。

だからこそ、粛々と現場で戦略的に働くことにより、他の人とは違った強さを身に付けることができます。

若い頃は「広く浅く」の広さも密度も足りないので、不安に感じることが多くあるかもしれません。

ただ、それは自分の選択次第ですが、一時的なもので不安に感じる必要はないのです。

少し時間はかかりますが、戦略的に「広く細かく浅く」経験知を付け続けることによって、専門領域の人とも十分に戦える状態になることを覚えておいてください。

私は最近特にこれに助けられて生きています。

それでは、今週もお疲れ様でした。

来週も頑張りましょう!

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亀谷 誠一郎 / 粛々と働きます
現在、母とのコラボ企画を行わせていただいております。サポートいただいたものに関しましては、全て実家の母の創作支援費用として利用させていただこうと思っております。何かお礼できることがあれば考えますので、お気軽にご相談ください。いつもありがとうございます! かめ