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最近読んだ「お笑い漫画」というジャンルについて何となく【245/300】
暑くて死にそうですね。。。はこの亀谷です。
目指していた500回更新を終えて若干目標を喪失しておりますが、noteの更新は修行なので続けてまいります。
次の目標はnoteをはじめて300回更新が見えているので、note300回更新において粛々とやっていこうと思います。
今日はゆるゆるな内容でどうでもよい話をしますので、漫画好きな方は空き時間でお付き合いいただけますと幸いです。
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お笑い漫画の読み方について考える
さて、500回更新を終えて若干真面目な話に疲れたので、今日は最近読んだ漫画の話をダラダラします。
元々は入院中に「池袋ウエストゲートパーク」のドラマ版を見直して、宮藤官九郎の脚本は面白いなぁと思い、その流れで「タイガー&ドラゴン」を初めて見てみたら舞台設定が“落語”のドラマだということを知り、今度は“落語”に興味をもって、
「あかね噺」末永裕樹/馬上鷹将
↓
「べしゃり暮らし」 森田まさのり
↓
「ショーハショーテン!」 浅倉秋成/小畑健
という順番で漫画を読んでこれを書いています。
ちなみに「あかね噺」は“落語漫画”で、「べしゃり暮らし」と「ショーハショーテン!」は“お笑い漫画”です。
“落語漫画”と“お笑い漫画”
どちらも話し手をテーマにおいた漫画なので、似たようなものだろうと思って流れていきましたが、読んでみて分かるのは、落語とお笑いだと世界や伝え方が全然違うので描き口が変わるんですね。
どの漫画も面白いので時間と興味があれば是非読んでもらいたいのですが、最近いろいろなジャンルで漫画が存在している中、“お笑い漫画”のジャンルで違いを出すのって根本的な難しさがあるなぁと感じました。
“落語漫画”と“お笑い漫画”だと描き口が大きく変わる
突然、“落語漫画”と”お笑い漫画”と言われても、普通の人には何のことやらと思われると思うので、少し説明しますと、“落語”と“お笑い”の大きな違いは「ネタに型があるかないか」にあります。
(そんな語れるほど詳しくはないので、控えめに言うと、あると思っています。)
落語だと「寿限無」とか「まんじゅうこわい」みたいなネタの型が決まっていて、それをどう話すのかという部分を話し手は問われます。一方でお笑いになると漫才やコントなどのある程度の形式は決まっていますが、ネタにはオリジナリティが求められます。
だから“落語漫画”の場合は、ネタの部分はどちらかというと有名な話の紹介風になって、“お笑い漫画”だとネタから作らないといけない感じになるんです。
落語漫画は、落語自体に造詣が深くなくても、漫画を読むことで「落語文化を知る楽しさ」と「ストーリー自体の楽しさ」との両方で楽しむことが出来ます。
一方でお笑い漫画は、ネタの面白さを説明しちゃうと終わりですので、読者をネタを読むことで楽しませなければいけません。ただこれが難しい。まぁ、結局ネタは読んでいるだけでは面白くはないのです。
漫画を読んでいると、漫才師さんやコント師さんのネタをやる力量って凄いんだろうなぁと思ってしまいます。
そこでお笑い漫画はどちらかというと画力と設定やストーリーで読者を楽しませないといけなくなって、きっとネタも凄い考えているんだと思うのですが、どちらかというと青春漫画っぽく仕上がります。そこまで考えると森田まさのり、小畑健みたいに画力のある漫画家さんじゃないと「お笑い漫画」は描けないジャンルなのかもしれません。
ここまで書いていて思いましたが、落語をテーマにしている「あかね噺」が特殊で、「べしゃり暮らし」はジャンプでやるにはちょっと大人向けでしたが、「ショーハショーテン!」もジャンプが得意とする王道青春ものととらえるべきなんでしょうね。
日本からは飛び出せないから「ブルージャイアント」とまではいけないけど、「ちはやふる」とか「この音とまれ」とかと同じジャンルに入ってくるんだなぁと今勝手に納得しました。
なんか話がぐちゃぐちゃしましたが、話を元に戻すとお笑い漫画はネタを読ませて楽しませるのが難しいので、結局はネタではなくストーリーと画力で勝負をしないといけなくなり差別化がしにくい。だから、ありそうな舞台設定ではあるけれども、そんなに誰もが挑戦できるジャンルにはならないんだろうなぁと思った次第です。
むしろ「浅草キッド」とか「花火」みたいにドキュメンタリーに振ってしまった方が向いているジャンルなのかもしれません。
まぁ、だからなんだと言われると、特に何かオチがあるわけでもないんですけど、この3つの漫画の違いは何だろうなぁと思っていたので書いてみました。
個人的にはすっきりしたので、ここで終わりますが、どの漫画も面白いので良かったら読んでみてください。
それでは、今週もお疲れ様でした。良い週末を!
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