電子書籍を作りたい・その2:道は険しい

 前回、TwitterでePubを流布する草の根運動を始めたと書いた。
 すると、FF外の方からお声を掛けて頂けた。
 ePub、自分も素晴らしいと思って、薄い本を作る時に使ってみた。
 そうしたら、DLしたヒトから、読めない開けないとクレームがバンバンきた。
 それに対応するために、無料のサンプルを用意して、開けないヒトは購入を見合わせて欲しいと注意書きを付けた。
 ら、サンプルが開かないのに購入して開かないと言われた。
 なんじゃそりゃぁぁぁ!( ̄▽ ̄|||)

 こうなると、やっぱりePubだけを販売するのは、どうか? って気分になってきた。
 ってゆーか、そもそも電子書籍ってどうやって作ればイイの? って疑問は、なんも解決していない。
 仕方がないので、またしてもネットの海を彷徨ってみた。

 ワタシの環境は、Macである。
 なので「Mac 電子書籍 作り方」ってな検索ワードで探してみた。
 即座に出てきた答えは「Pagesを使えば、電子書籍なんて簡単!」ってワードだった。
 そんなに簡単なのか? そもそもPagesってなんじゃい?

 Pages。それはApple社がリリースしているアプリである。
 ワープロソフトがDTP方向に、ちょっと毛が生えたようなアプリで、Macにはデフォルトで、iPhoneだとアプリストアで無料DL出来る。
 もちろん、ウチのMacにも入ってる。
 うおおっ! そんなラクラクな話あんのかよっ! と思いきや。
 ありませんでした( ̄▽ ̄|||)

 Pages、実際にPDFにもePubにも対応しているし、最新版のePub3にも対応済みで、ルビも入ります。
 入るんだけどっ!
 Pagesが「これっ!」って決めたヤツしか入りません( ̄▽ ̄|||)
 だいたいの単語は、このように単語全部を選択した状態で、文字が入力出来ます。

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 が、例えば「剣闘士」に「グラディエーター」とゆー、ふざけた中二的ルビを振りたいと思ったとする。
 しかしっ! Pagesサンはそんなアタオカなルビを許してくれません。

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 文字を入力するウィンドウが、なぜか表示されない( ̄▽ ̄|||)
 更にこれ。

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 「契金翼」は、ワタシの創作物の中の造語なのですが、何度試しても、「翼」以外は選択が外れてしまいます。

 これ、中二的造語まみれのファンタジー書いている人間には、キツすぎます( ̄▽ ̄|||)
 そもそも、いちいち文中で単語を選択してルビを入力するってだけでも、その膨大な労働の先の見えなさにウンザリものなのに……( ̄▽ ̄|||)
 ココでワタシは、Pagesを使う事を諦めました。

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