電子書籍を作りたい・その5:旅の終わり。

 Sigilと同じように、出来ればウェブに上げている小説と同じルビを維持して、PDFに出来るモノは無いのだろうか?
 と彷徨った結果、見つけたアプリはこれです。

https://gidget.cocolog-nifty.com/tateshiki1966/

 「縦式ー縦書き入力」は、スマホ(iPhone・Android)、Macに対応した、縦書き入力アプリです。
 縦書きに特化してますが、一応横書きにも対応しています。
 ただ、操作の感覚がスマホのタッチパネルに近いので、Macで使っているとところどころムショーにイラつく場合ありw

 この縦式、エディタで作成したテキストに、青空文庫と同じ形式のルビ記号を振ると、ルビとして認識してくれます。
 そして、縦書き横書きどちらの状態でも、PDFに書き出し可能。
 ただし、このアプリ単体では本文の作成しか出来ません。

 ePub版の本には、表紙が付いてます。
 同じ金額を払って貰うには、PDF版も体裁はほぼ同じにしなければなりません。
 困ったナ…と思っていたら、ふと、思いついた。

 そうだ! Macにはプレビューがあるじゃないかっ! 


 プレビューは、PDFに対応しているMacに最初から付いているアプリです。
 ただ見るだけでなく、ちょこっとですが編集も可能。
 縦式で本文のPDF書類が仕上がったところで、プレビューでそのデータを開き、表紙画像を合体。
 PDF版の販売用書籍が完成です!

◎結論◎

 ePubはSigilを、PDFは縦式とプレビューを使えば、ルビのある文章もかなり簡単に電子書籍化出来ます☆
 ただし、この方法はDRM(digital rights management:デジタル著作権管理)のコトはまるっと無視しております。
 正直、個人でDRMに配慮した書籍を作る事は、基本的に不可能っぽいので、もしその辺りを気にされる場合は、Amazonなどの大手で電子出版を考える方が良いかと思います。
 ヒジョーに過疎ってる、売れないモノカキが、金を掛けずに電子書籍を作成するのにお役に立てばと思います。

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