どこにも属するコトが出来ない者のぼやき。

 もう✕✕の坂を越えようと言うのに、未だに常識ってモノが理解出来てナイのだな…と思う。

 自分の想像した世界を、テキストに吐き出す行為で作り出した物語を、小説と呼んで良いのかどうか、いつも考えている。
 思春期の頃は、文体や正しい文章の書き方が理解出来ない限りは、小説と呼ぶのはおこがましいと思っていた。
 しかし同時に、同人活動なんかを始めたら、そこにどれほどの疑問を持っていても「小説書き」と呼ばれるようになっていた。
 確かに、イラストもマンガも書かず、物語を文字で生産している時点で、小説書きと呼ぶしか無いような気もするけど…。

 今や、カネにならなかろうが、文章どころか日本語がめちゃくちゃだろうが、小説投稿サイトに投稿している時点で小説と呼ばれて当たり前…なのかもしれない。
 その定義でいくなら、ワタシも確かに小説書きだ。

 そして、小説書きのハシクレである者なら、誰でも思う「読者を増やしたい」って衝動もちゃんと持ち合わせていて。
 だから、読者を増やして感想やいいね! をもらおうと考えて。
 自分が書いている物語が、少々偏っている部分を修正し、小説投稿サイトにアカウントを作って投稿した。

 ワタシの偏った創作物は、非常に中途半端だと思う。
 そもそも、登場人物はほぼほぼ男性のみ。
 いわゆる、BLってモノしか書けない。
 だけど、そのBL読者の皆さんにも、微妙に好かれない。
 理由は解っている。
 エロく無いから。

 件の小説投稿サイトに掲載した物は、ファンタジーベースのBLだ。
 中途半端なエロ部分を削除して、レーティングを15歳まで下げる努力をした。
 そして掲載した物を読んでもらうために、「読み合い」企画に参加した。
 辛辣なコメントを貰うのは、別に構わないと思っていたのだけど。
 そこで「オマエの文章は、改行が少なすぎる!」とか、「画面にびっしり文字が並んでいて読む気が失せた!」と言われた時に、なんだそりゃ! と思った。
 正直、そんなコトを言うぐらいなら、最初からマンガ読めよ…と思ったけど、コメントには感謝の意を述べるに留めた。
 そんなモノと喧嘩しても、イイコトなんてなんにも無いからね。

 みんなすごく気軽に「ライトノベルなんだから、画面はもっとすっかすかに!」とか、「1ページに1万文字も入れるなよ!」とか、言うけど。
 ごめん、昭和脳で。
 ワタシの書くモノは、やはり小説ではナイし、ましてやライトノベルなんかじゃない。
 そして中途半端にレーティング下げるのも、アホくさいから止める。

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