岩谷宏の70年代言葉集を作りたい。
「70年代からやりなおし」プロジェクト
日本は80年代からの混迷を極める時期を進み、とっかかりの見えない、のっぺらぼうのような時代シーンの中に私たちは置かれているように思えます。訳知り顔の人たちが、それぞれの自己満足の部屋で宴会しています。小さな可能性だけはあふれているのですが、それを時代のムーブメントにして、この時代を突き抜ける情動や方法の手がかりが見つかりません。
そんな時に、たまたま私が保管していた、岩谷宏の70年代の没原稿を見つけました。例えば、こんなフレーズがありました。
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future
動物にも石ころにも等しく未来があり過去がある。それへの全て受動性はわれら人間とて同じである。
神秘的なのは、意識の逆行性。つまり、未来あるいは過去という“言葉”を発することによって人間は、無限の全存在を「今」に凝縮させる。「今」に取り込む。
言い換えれば、具体的な未来や過去が問題なのではなく(問題にしたってしょうがない)、言葉という“差し押さえレッテル”をはりつけることによって、具体的なものの具体性を無にしてしまう、私達の瞬間的な力である。
人間の旅は時間の旅ではない。それは瞬間の旅である。生命は瞬間である。この、もっとも大切なことに、しかし気付かなかったのが、これまでの人間達。
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まさに「イターナウ」(Eternal Now)の意識のことだろう。私は、1970年代の岩谷宏から学んだロック音楽の本質に触れることにより、多くの刺激を与えられ、今を生きることによってのみ、未来に進めることを確信した。
2022年の状況に対して、70年代の岩谷宏の言葉を思い出して、世界にぶつけたいと思った。それは70年代の思い出としてではなく、その時代の本質を、今の若い子どもたちにぶつけてみたいと思った。彼らの内側にあるものを目覚めさせたいと思った。
そして、70年代を知る者は、80年代以後のくだらない競争社会に疲れ果てた末に、もう一度、70年代から自分の気持ちをやりなおして、バブルに進まない幻の80年代を目指したいと思う。
まずは、岩谷宏の70年代の原稿を集めた本を出したいと思う。賛同・協力してくれる人は、こちらのフォームで登録してください。一定人数の賛同者が集まりましたら、プロジェクトをスタートさせます。
発起人 橘川幸夫(kit@demeken.co.jp)
呼びかけ賛同者
竹越和貴(編集者)
殿岡良美
梶本学
益田安広
窪 幸二
植田真一郎(琉球大学大学院医学研究科 教授)
イシオウトミナオ
中野真吾
岩崎 真紀
粟屋文秀
水谷匡宏
多々良 哲
高橋賢
櫻井邦博 (保育士)
高柳俊彦
程岡 秀
賛同者について
★賛同者は、今後、岩谷さんの本の出版実現に対して、協力してください。まずは、呼びかけ人として、お名前を借りるだけです。
★出版の方向性が決まったら、協力できることがあれば協力してください。特に強制したりすることはありません。
★出版出来たら、ご友人に宣伝してください。
★まずは、100人くらいの賛同者が集まってから、具体的な出版のプログラムを開始しますので、「70年代・岩谷宏体験」をした人がいたら、賛同者に誘ってください。
岩谷宏の言葉のシャワー「岩谷宏xor」(noteマガジン)
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岩谷宏プロジェクト
岩谷宏の過去の原稿と最新の原稿を提供していきます。 岩谷宏の言葉(新刊書籍)を準備中です。 https://note.com/metaki…
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