参加型社会への道(「教えない教育」)
参加型社会の実現のために、何よりも大事なのは、若い世代の教育である。
それは、これまでの近代教育のように、ある価値観や体系を、一方的に押し込むだけの教育であってはならない。教える中身がどれだけ本質的であろうと、先鋭的であろうと、他者の発見を押し付けるだけの教育システムである限り、参加型社会の原理である「自発的な個人の参加意識」を醸成することは出来ない。学んだ良質な客観的知識を、また次の世代に押し付けていくだけだ。
私たちは2020年のコロナパンデミックの衝撃の中で、