マガジンのカバー画像

橘川幸夫の深呼吸学部

橘川幸夫の活動報告、思考報告などを行います。 ★since 2016/04 2024年度から、こちらが『イコール』拡大編集部になります。 『イコール』サイトはこちらです。 h…
橘川幸夫の深呼吸学部の定期購読者の皆様へ こちらの購読者は、いつでも『イコール』の活動に参加出来…
¥1,000 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

#ジャニーズ

『イコール』編集塾(深呼吸学部)へ、ご招待。2024年夏。

ジャニーズ問題の何が問題か(4)

ジャニーズ問題の何が問題か(4) 1.タレントはどこから現れるのか。 ジャニーズの問題は、当事者が亡くなっているので、これから調査しても問題の本質がえぐり出せるか疑問である。問わなければならないのは、日本の文化に根付く、権力あるものへの疑問を持たない平伏と、むしろ、その構造を自分の利益(ビジネス)にして儲けることが自分の企業への貢献だと思っている日本企業の空気の問題である。権力者がどのような悪行をやっているのかを薄々でも気づいていながら、おこぼれ頂戴して笑うことは共同正犯で

ジャニーズ問題の何が問題か(3)

(1)ジャニーズはなぜ権力を持てたか。 柳瀬 博一くんが、週刊朝日の表紙でジャニーズを使っていたことの理由を分析していて面白い。本文の中身は高齢者中心なのに、ジャニーズを表紙にすることで20代以下の女性の購読者が増えているのだ。表紙だけで部数が稼げるなら、出版社の営業も表紙にジャニーズ使うことを編集部にブッシュするだろう。  一時期書店の雑誌売場で並んでいる雑誌がジャニーズばっかりで異常だった。雑誌の本文はプロマイドのおまけなのか。それを受け入れる編集者の矜持とは。 メデ

ジャニーズ問題の何が問題か(2)

 ジャニーズ問題の不思議なのは、強姦された少年たちの親たちは何も言わなかったのだろうか。普通、子どもが酷い目にあったら、怒鳴り込むなり警察に相談するものではないのか。親も、有名になるためには我慢しなさいと見て見ぬふりをしていたのか。 (つづく) ジャニーズ問題の何が問題か(1)

ジャニーズ問題の何が問題か(1)

ジャニーズ事務所会見、藤島社長が辞任 ジャニー喜多川氏の性加害認める  日本ポップ界のスターを数多く生み出した故ジャニー喜多川氏が、創業したジャニーズ事務所の所属タレントに性加害を繰り返していたとされる問題で、同事務所が7日、記者会見を開いた。藤島ジュリー景子社長が辞任を発表し、喜多川氏による性加害を初めて認めて謝罪した。 1.組織の権力 ジャニー喜多川の性加害の問題がメディアを覆っている。これまで沈黙していたメディアや業界だけではなく、ファンも一般人も、ある意味、共犯で