プロが教える『スライダー』の投げ方【後編】
前編ではスライダーの特性や投げ方についての序論をお話しました。
後編では、前編の最後に「押す・切る」スライダーについてお話をしましたが、そこをより一層掘り下げていきたいと思います。
■ Lesson⑦ スライダーからストレート
「押す・切る」スライダーを投げるにはどうしたらいいか?
スライダーの握りでスライダーからストレートを投げてみてください。
握りはどんな握りでもOKです。
指に引っかかり「押す」「切る」感覚がわかります。
文章では伝わりづらいので解説動画をみてください。
■ Lesson⑧ この流れでスライダーをマスター
実際にスライダーをマスターするための手順です。
まず基本は、曲げようとは思わずストレートに近いスピードボールを投げる意識を持ち続けることです。
これが「押す」感覚を持てるようになる最低限のポイントです。
下の映像でマスターする手順を解説します。
【スライダーマスター手順】
①スライダーからストレートを投げる
②ストレートになる場合はリリース直前までスライダーの意識を持つ
③ジャイロ回転を意識するためにワンバン
④もう一度ノーバンで投げる
⑤今までの感覚のスライダーを投げる
■ Lesson⑨ 中指で押す・人差し指で押す?
どの指で「押す・切る」か?中指派と人差し指派がいます。
小杉陽太の感覚では「中指で押す」中指派です。
実際の映像ではどうなっているのでしょうか。
確認してみましょう。
映像では、最終的には人差し指にかかっています。
中指派・人差し指派どちらとも映像では必ず最後に人差し指にかかります。
では、なぜ感覚が違うのでしょうか。
これは、どの指に力を入れて手をかえしてボールを押していくか。
つまり腕の内旋、スライダーからストレートをどの指に力を入れるかによります。
結論から言うと、どちらに力を入れても同じ動きになります。
解説映像も見て理解を深めましょう。
■ Lesson⑩ 手首を立てる
小杉陽太のスライダーのコツの2つ目に「手首を立てる(小指をキャッチャー方向に向ける)」。
ストレートとスライダーの違いを写真で確認してみましょう。
ストレートと比較すると小指がキャッチャー方向に向いているのがわかります。
手首の状態に注目して、映像でも確認してみましょう。
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