#014 保護施設にいたスニーフの話。最終話
Dear MetabowsDAO Friends
From Satoshi & Bruno
Hi みんな。今日はスニーフの過去にあったイヤな話。
ボクはこういう問題を知れば知るほど悲しくなるけど、ちゃんと向き合ってMetabowsをもっと広げて早く不幸な犬たちを救いたいって思うんだ。
「サトシっていつも楽しそうにみんなと遊んでいるけど、犬をぶったりしないの?」
スニーフが初めて近づいてきてくれて、ボクに話しかけてくれた時、ボクはスニーフの質問の意味がまだ分からず当たり前のように、
「何を言っているんだスニーフ。ぶったりなんかしないよ!ボクだけじゃなくて、友達もみんな犬をぶったりはしないよ。スニーフ、なんでそんなことを聞くの?」
って聞いてしまったんだ。
スニーフの話を聞いて、とても辛いことを聞いてしまったんだって後になって後悔したよ。
スニーフは、4歳の女の子。
男の子と女の子がいる4人家族の家で楽しく、幸せに生活をしていたんだって。休みの日にはキャンプに行ったり、毎日散歩に行ったり一緒にお風呂に入ったり、ってね。
だけど、ある日その家族が引っ越すことになって、新しい家では犬が飼えないからっていう理由で、新しい家族に引き取られることになったんだって。
お別れの時は、子供たちとママとパパと何度も何度もハグをして、パパとママは新しい家族の人たちに、スニーフをお願いしますってずっと言ってくれて、お別れしたんだ。
新しい家族はとても優しそうな人たちで、初めのうちは楽しく過ごしていたんだけど、、、、何週間か経った時から少しずつ、ぶたれるようになったんだって。
ぶたれる理由はスニーフも分からないみたいなんだけど、寝ていたら突然起こされて振り回されたり、遊んでいたらいきなり遠くへ投げられたり、初めのうちは遊んでくれてるって思ったみたいなんだけど、徐々にひどくなったみたいで。。特に、大勢でいる時には酷かったらしく、、、、すごく体中が痛かったみたい。。
それでご飯も食べられなくなっちゃったし、よく眠れなくなったんだって。
その話をしてくれているスニーフの震えが止まらなくなったから、ボクは、スニーフごめんね、もう話さなくても大丈夫だよって話をさえぎって、スニーフに両手を出したら抱っこさせてくれたんだ。
初めのうちスニーフは震えていたけど、ボクが背中をさすっていたら泣き疲れたのかスニーフはボクの腕の中でスヤスヤと眠ってくれたんだ。
ボクはスニーフが起きるまでずっと抱っこしていたよ。だってとても可愛い寝顔で寝ているんだ。
スニーフが起きて、ボクにこう言ったんだ。
「サトシ、ありがとう。久しぶりに安心して眠れたよ。なんだか、よく寝たらお腹が空いちゃったよ。ホントは、ここのご飯は温かいしとても美味しいんだ。だけどね、なぜか分からないけど、今まではあんまり食べることも出来なかったんだけど、今日は食べられそう。」
「今までニンゲンが怖かったけど、サトシみたいに優しいニンゲンがいるんだね。前の家族のことを思い出すことができたよ。サトシ、ホントにありがとう。サトシの顔を見ると安心するの。また来てね。今度は一緒に遊ぼうね!」
って初めて、ボクに笑顔を見せてくれたんだ。
ボクは、スニーフにそんな酷いことが起こっていたことも知らなくて、とても怖くなったし目をそむけたかった。。
だけどブルーノと決めた、ヒトとイヌとのウェルビーイングな社会を創るための【Metabows】を成功させるために、勇気を振り絞って、この問題と向き合うことを決めたんだ。
だからまた別の日に保護施設の人にスニーフのことを聞いたんだ。
保護施設のおねえさんは、とても優しい目でボクに話してくれたよ。
「サトシくん、ごめんなさい。とても辛い話だから、覚悟して聞いてね。スニーフは、新しい飼い主に”虐待”というコトをされていたんだよ。初めは遊びの中でのことだったらしいんだけど、それがどんどんエスカレートして、とてもひどいことをされていたらしいの。どんなコトをされていたのか全部は話せないけど、、、飼い主にぶたれたりしていたのよ。」
「特に大勢でいる時には、言えないくらいのことをされていたらしくて。。
それで近所の人が、スニーフの泣く声が毎日続くから私たちに教えてくれてこの保護施設で引き取ったのよ。そんなコトをするような人には見えなかったけど、スニーフは元気もなく震えていたの。」
「ここに来た時のスニーフは、私たちが近づくと震えてしまって私たちの前ではご飯も食べれていなかったの。もちろんご飯を食べないとダメだから、そっとご飯を置いておいてスニーフのタイミングで食べられるようにずっと見守っていたの。悲しいけど、虐待をされている子は他にもいるの。」
ボクは耳をふさぎたくなったけど、ちゃんと聞いたよ。
「サトシくんがいつもスニーフに声をかけてくれているのは、私たちも見ていて、ある日サトシくんが帰る時にスニーフが話しかけた時は、とても嬉しかったわ。」
「それから、サトシくんが来てくれた時はスニーフは少しずつご飯を食べてくれるようになったの。まだみんなとは遊べないけど、この間サトシくんがスニーフと少しだけお話をしてくれて、サトシくんが抱っこしてサトシくんの腕の中で眠った時から、ご飯もしっかり残さず食べてくれるようになったし、少しずつ私たちとも遊んでくれるようになったの。」
「きっとスニーフはトラウマになっていて人間が怖かったの、特に大人はね。だけど、いつも優しく話しかけてくれるサトシくんを信頼して心を開いてくれたんだと思うの。」
「私たちもスニーフが心を開いてくれるのをずっと見守っていたけど、私たちは大人だからもっと時間がかかると思っていたの。サトシくんのスニーフへの"想い"が届いたんだと思って、私たちもとても嬉しかったわ。サトシくん、ありがとうね。」
ボクは、家までの帰り道ずっと涙が止まらなかった。
家に帰って寝ているブルーノを抱きしめて、
「ブルーノ、Metabowsをもっと広めて一頭でも多くの犬たちを救おうね。」
ってブルーノを起こさないように小さい声で力強く言ったんだ。
あんなにかわいいスニーフをぶったりするのは許せない。
こんなコトが起こっている社会を早く変えたい。
一緒に行った友達も、
「ごめんね。サトシの話を聞いたときは、あんまり分からなかったけど、そんなの許せない!僕たちも犬たちを助けたいから、サトシが考えているMetabowsの仲間に入れてほしい!」
って言ってくれたんだ。
ボクは、MetabowsのSupport To Earnでもっと仲間を集めて、犬たちに起こっているコトをもっと多くの人に知ってもらって、
それを許さない・見逃さない・起こさせない、っていう社会を早く創るって心に誓ったんだ。
みんなもそう思うでしょ?
ボクたちにみんなのチカラを貸してほしい!
犬をぶったりするコトを防ぐ方法をボクは考える!
みんなも協力して欲しいんだ。
なくすためには何をしたらいいんだろう?
それからスニーフは、徐々にみんなとも遊ぶようになって、お姉さんたちとも仲良くなったんだって。
実はスニーフって明るくてひょうきん者でみんなの人気者になったんだ!
そして今は、新しい家族の元へ行って幸せに生活しているんだって!
時々、保護団体へ遊びに来てボクたちとも遊んでいるよ。
遊んでいる時のスニーフは、少しおてんばなくらいなんだよ!
素敵な家族に会えてよかったね、スニーフ。
パパに呼ばれちゃった。
これからパパのお友達のところに行って、Metabowsの次の作戦会議をするんだ!
【ヒトとイヌとのウェルビーイングな社会を創る】ためには、もっとこのMetabowsの活動をいろいろな人に知ってもらって、犬の保護活動の支援をもっともっとしていきたいから、Support to earnへ参加してもらえたら嬉しいな!
あ、最後にお願いがあるんだけど。
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読んでくれてありがとう🐕
Satoshi&Bruno
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