1-2 プロトコールの登録 -protocol registration at PROSPERO- その2(実践的メタ分析習得講座)
この記事は「実践的メタ分析習得講座 プロトコールの登録 その1」の続きです。
★★「プロトコールの登録 その1」を読む★★
この記事がおすすめの方
これから系統的レビューやメタ分析を開始しようとしているが何から始めていいか分からない方
系統的レビューのプロトコール(事前に定める手順や規則)の登録方法が分からない方
PROSPEROの使い方が分からない方
PROSPEROに登録申請が差し戻されて途方に暮れている方
PROSPERO以外にプロトコールを登録する方法を探している方
プロトコールを登録せずに論文を投稿したところ、査読でプロトコール登録について指摘され対応に困っている方
プロトコールを登録せずに系統的レビューやメタ分析を行いたい方
自己紹介
医師。医学博士。東京大学理Ⅲ入学、同大学医学部医学科卒。東京大学医学部附属病院や都内関連病院で4年間働いた後にUSMLEを取得し6年間渡米、二つの内科系専門医資格取得。イギリスに移住後、臨床と並行してロンドン大学大学院博士課程に進学し、医学博士号取得。合計12年間の海外生活を経て、帰国後は都内クリニックで臨床と並行して臨床研究や疫学研究を行い多数の学術論文を発表している。メタ分析論文30編以上。
研究実績
筆頭著者として28編のメタ分析英語論文を発表(2023年7月まで)。トピックの設定から、系統的レビュー、メタ分析、原稿執筆まで全ての過程を担当。メタ分析論文の平均インパクトファクターは6(最低2.1、最大13)で、合計インパクトファクターは170以上(2022年度版)。発表したメタ分析論文はガイドラインや専門書、論文で多数引用され、2022年と2023年にClarivate Highly Cited Researchersに選出。メタ分析に関する論文のほかに、ケースレポート、原著論文、系統的レビューなどを発表し、総論文数は60以上になる。国内の大学や研究機関のほかに、アメリカ、イギリス、香港、オーストラリアなどの研究者との間で共同研究を実施している。
PROSPERO登録フォーム
それでは、実際に登録フォームに必要事項を記入していきましょう。ここでは「*」がついている必須項目の記入方法について順に説明します。いくつかの項目については、私がPROSPEROから受けた指摘内容と、指摘を元に作成した雛形を載せていますので参考にしてください。
ここから先は
¥ 10,000
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?