うみねこはEP5とEP6が
サントラを聴きながら仕事をしていて、うみねこはEP5,EP6が本質中の本質なのでは(自分にとっては)という直感が降りてきた。
物語は実質EP6で終わってると言ってもいい。
EP7は犯人を明かすだけ(誰が、とは言わない。しかも表面だけ見たら、この章で種明かしされるどころか何人も新キャラが増えてるように見えるから余計ややこしい。
ただ、何も考えずに読んだ人間、あるいはあらゆる経験が足りな過ぎて考えることすらできなかった人間[※どちらも高校生だった自分のこと]には分からない書き方をしてるだけで、事の真相はこの章で身も蓋もなく明らかになっている。竜騎士がこう書いたように。
)。
EP8は「一なる真実を明かさないこと」が選ばれて猫箱が閉じるだけ。
なぜEP5,6が本質なのかは解決編の始まりに相応しく探偵・古戸ヱリカが颯爽と現れ、ゲーム盤を滅茶苦茶に掻き回して戦人たちを窮地に追い込むものの、最後はこの上なく惨めに敗れ去って退場すること——要はこの物語の中でパズルを解く探偵が道化としてしか存在し得ないこと——に掛かっている気がする。(ここはもう少し考えたい)
そして自分は、うみねこの中でどう見ても悪役でしかなく、抱えてる信念からして作品と真っ向から反していて、それゆえに辿る結末も惨めで格好良さの欠片もないこの古戸ヱリカというキャラが、どういうわけか一番好きだと気づいた。
そんなところからいずれうみねことか竜騎士を論じてみたい。