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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

最近調べていることや考えたことのまとめ,2024年9月14日


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注意

これらの重要な展開を明かします。特に、PG12指定の映画『シン・仮面ライダー』及びその漫画版にご注意ください。

特撮映画

『ゴジラ』(1954)
『ゴジラ 2000 ミレニアム』
『シン・ゴジラ』
『ゴジラマイナスワン』
『シン・ウルトラマン』
『シン・仮面ライダー』

漫画

『真の安らぎはこの世になく シン・仮面ライダー』

特撮テレビドラマ

『仮面ライダー』(1971)

『ゴジラマイナスワン』と『シン・仮面ライダー』の「タチバナ」と「タキ」

 『ゴジラマイナスワン』と『シン・仮面ライダー』の共通点として、些細なことかもしれませんが、「タチバナ」と「タキ」がいます。

 『ゴジラマイナスワン』では大戸島の守備隊のうち、橘の部下に「タキ」という兵士がおり、ゴジラの前身に光を当てたことで殺されました。この件については、橘も敷島のせいにはしていません。
 『シン・仮面ライダー』では、「政府の男」としての立花と、「情報機関の男」としての滝がおり、立花の方が上の立場です。
 ただ、原典の『仮面ライダー』において、滝は情報機関関係者のようですが、立花は政府関係者ではないので、その辺りの差異があり、『ゴジラマイナスワン』が仮に制作期間中に、『シン・仮面ライダー』の影響を受けていないのなら、「タチバナ」の部下に「タキ」がいるのは偶然のようです。
 また、『ゴジラマイナスワン』の「タキ」が真っ先にゴジラの前身に殺されたのは、『ゴジラ 2000 ミレニアム』や『シン・ウルトラマン』との繋がりも考えられます。
 『ゴジラ』1954年版では、ゴジラを兵器で殺すことに消極的だった科学者の山根が、「ゴジラに光を当ててはいけません。ますます怒るばかりです」と、戦いに後ろ向きでした。
 また、『ゴジラ 2000 ミレニアム』では、主人公の科学者がただゴジラなどから逃げることだけ提案して兵器による戦いを否定していましたが、その仲間のような科学者が海底の物体を調べるために光を当てただけで起動させてしまい被害を出して、「俺も危険な科学者なのか」と言っていました。
 ゴジラシリーズでは科学に後ろ向きな傾向があり、その象徴が「光を当ててはいけません」ということだったのかもしれませんが、『マイナスワン』ではゴジラの前身が夜間現れたときに、調べるために光を当てること自体は、被害を招いてもやむを得ないと認識されているかもしれません。
 『シン・ウルトラマン』で、『シン・仮面ライダー』の滝に対応するとみられる神永も、禍威獣の被害が出る中で、指揮官でありながら子供1人を保護に向かい、そこで現れたウルトラマンの衝撃波で命を落とし、「危険でも接近しなければならないときがある」と示したとも言えます。
 『ゴジラ』シリーズの変化、『シン・仮面ライダー』と『シン・ウルトラマン』を踏まえて、何かが変わっているのかもしれません。

ティンバーゲンとアリストテレスの関係の記述

 『アリストテレス生物学の創造 上』を読んだところ、ティンバーゲンは生物学の要因を4種類に区切り、これはアリストテレスの四原因に似ているものの、ティンバーゲンがアリストテレスを引用してはいないとありました。
 エルンスト・ウォルター・マイヤーという学者は引用しているそうですが。
 また、アリストテレスの四原因は、古代ギリシャの哲学者なので、進化論を踏まえていないともあります。
 この辺りにネットでは誤解があるかもしれません。

社会主義と減価償却

 社会主義の国家には、減価償却の概念がないので、古い機械が換えられないなどの原因で、公害が目白押しだったそうです。
 この辺りを、マルクス経済学、簿記、経済学などから捉え直してみたいです。

『シン・仮面ライダー』漫画版のコウモリオーグなどについて

 『シン・仮面ライダー』漫画版で、本編に追い付いた展開において、私が重視していることの1つは、コウモリオーグに緑川弘とルリ子が謝罪していることです。
 コウモリオーグ=多田野の生化学の研究を緑川弘達が「馬鹿にした」というのは、「1人では研究に限界がある」という意味で、ヴィルースによる「淘汰」の是非ではなかったようです。
 また、緑川弘が多田野を怒らせた最大の理由は、彼が多田野の研究を見ていながら、ショッカーの組織への造反を悟らせないために研究を隠したことで、それでコウモリオーグを敵に回して、隠した研究で勝利したのですから、ある種のすれ違いではあります。
 一応申し訳ないという意思を緑川親子がそれぞれ持っているのは、落としところになっていると考えました。

『シン・仮面ライダー』漫画版の補完

 ルリ子は父の死をヘルメットの中で泣いて悲しむなどの、本編にない描写もありましたし、立花と滝、クモオーグの内面の補完も興味深いところがあります。
 『シン・ゴジラ』の赤坂が「巨大不明生物(ゴジラ)を倒したあとのことを考えれば核使用もやむを得ない」と言ったのに対して、『真の安らぎはこの世になく』の立花は「政府がその先をどうしようと、テロの阻止を考えろ」と滝に話しています。おそらく、協力したルリ子や本郷の処遇のことを指すのでしょう。
 なお、クモオーグに対する本郷の「僕の名は、ライダー、仮面ライダーと名乗らせてもらう」という言葉を、クモオーグの仲間のK.Kオーグが知らないらしく、戦いそのものは映像で監視していたところから、音声を拾っていない可能性があります。すると、K.Kオーグはクモオーグの最期の台詞の「空中戦で私は圧倒的に不利」を知らないからこそ、自分も不利な戦いに挑んでしまったのかもしれません。

 また、本編でいまだ気になるのは、ハチオーグに必要な装置を、飛行機から飛び降りた仮面ライダーが破壊したのは、飛行機から「高火力の通常兵器」で出来たのではないか、ということです。
 仮面ライダーシリーズでそのような兵器を使えない事情として、漫画版の前日談では、「組織の秘密が明るみになる」と言ったときはありましたが、すでに本編はそうとも言えない状況のようですし。
 さらに、本郷と一文字の戦いで、跳躍による戦いが、本郷が足を折られて追い詰められたところで、ルリ子が割って入りましたが、その場所にどのように本郷が誘導したのか気になります。
 「戦いたくない」と言いつつ、自分が負けても相手をルリ子のもとに誘導出来るように場所を選んでいたのか、そうするとチョウオーグのもきのように「勝算」があったのかも気になるところです。

今後調べたいこと

 今後調べたいこととして、bot行為、ロボットと法律、ワンオペ労働、生化学、量子化学、相対論的量子力学、惑星科学、人間倫理と動物倫理と環境倫理の違い、経済学と倫理学の関係などもあります。


参考にした物語

特撮映画
本多猪四郎(監督),村田武雄ほか(脚本),香山滋(原作),1954(公開日),『ゴジラ』,東宝(配給)
大河原孝夫(監督),柏原寛司ほか(脚本),1999,『ゴジラ 2000 ミレニアム』,東宝
庵野秀明(総監督・脚本),2016,『シン・ゴジラ』,東宝(提供)
山崎貴(監督・脚本),2023,『ゴジラマイナスワン』,東宝
樋口真嗣(監督),庵野秀明(脚本),2022,『シン・ウルトラマン』,東宝
石ノ森章太郎(原作),庵野秀明(監督・脚本),2023,『シン・仮面ライダー』,東映

漫画

山田胡瓜,藤村緋二,石ノ森章太郎,庵野秀明,八手三郎,2023-,『真の安らぎはこの世になく-シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE』,集英社

特撮テレビドラマ

石森章太郎(原作),竹本弘一ほか(監督),伊上勝ほか(脚本),1971-1973,『仮面ライダー』,テレビ朝日

参考文献

アルマン・マリー・ルロワ(著),森夏樹(訳),2019,『アリストテレス生物学の創造 上』,みすず書房

 
 

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