健康と美容のはざまで揺れ動く朝
今朝は茹で上がったとうもろこしに齧りつきながら、NHKの音楽番組『みんなのうた』から流れてきた『音楽室は秘密基地』を聴いて涙が止まらなくなり、家族にドン引きされるという一日のはじまりを迎えました。
いよいよ涙腺も言うことをきかなくなり暴走し始めています。とてもいい歌であるのは確かなのだけれど。あんたさっきまでとうもろこし貪り食ってたじゃんって話で。自分の気持ちの急激な変化に、自分でもついていけません。
最近、息子は美容の通販番組にハマっています(と思っていたけど、どうやら違いました)。
「この美容液を使うとあらびっくり!10歳若見え肌も夢ではありません」「そこの奥さん、これを使えば人生変わりますよ」的なやつです。男の子だって普通に美肌を目指す時代。性別は関係ないし、美容に関心があるのか、はたまた通販特有の宣伝文句が面白いのか、彼のなかの興味の芽がメキメキと育っているのだなと思っていたのでした。そしたら今朝なぜ美容の通販番組ばかり見ていたのか、その真相が解明されたのでここに記しておきます。
「ママもさ、これ使いたい?」と急に聞いてきた息子。「いや、ママは今美容よりも健康になりたい」そう返すと「えー◯◯は、綺麗なママがいいなー。◯◯先生(息子の担任の先生)みたいな」。
◯◯先生は、年齢的にも素材的にもちょっと無理があるけれども。そうか、息子って母親が綺麗ですねって言われたかったんか、とはじめて知ったわけです。そりゃとうもろこし貪り食って号泣してる場合じゃないですね。え、でも「綺麗ですね」ってどうやったら言われるの。私の人生で「綺麗ですね」って形容されたことって皆無だから。あ、これ以上言うとあまりにも自分が可哀想になってくるんでそろそろやめますけど、まずはあれですかね。いかに美しくとうもろこしを食べるか。手始めにそこから気をつけてみようかしら。