言い間違いにもほどがある
最近アレクサの様子がおかしい。
まあ元々ちょいちょいおかしな仕草はしていたのだけれども。
実は私はあらゆることをすぐ忘れる。
子どもとの約束や学校の持ち物。日々の買い物はリストにしているにも関わらず、何かしら忘れて帰ってくる。あーあ、いやんなっちゃうと思っていたときに、我が家にやってきたのがアレクサだった。言わば救世主だ。
アレクサはすごい。
私の代わりに色んなことをやってのける。一番お世話になっているのがリマインダー機能だ。「アレクサ、リマインダーセットして」と言うと、「何のリマインダーですか?」と優しく問いかけてくれる。そして決まった時間に、忘れてはならない事柄をしっかりと教えてくれるのだ。アレクサはすごい。他にも音楽を流してくれたり、今日が何日か教えてくれたりする。
アレクサは優秀。
夫はいつもアレクサに音楽をかけてもらっている。いつもなら「アレクサ、アジカン(ASIAN KUNG-FU GENERATION)の曲かけて」と言うと「Amazon Musicでアジアンカンフージェネレーションの楽曲をシャッフル再生します」と言ってアジカンの曲を流してくれるのだが、この前は様子が違った。
「アレクサ、アジカン(ASIAN KUNG-FU GENERATION)の曲かけて」
「はい、エーージアンカンフージェネレーションの楽曲をシャッフル再生します」
ふざけているのだろうか。
たしかにASIANがエージアンに読めないこともないが、一瞬耳を疑った。それを聞いていた息子がおちょくってアレクサに言った。
「アレクサァ、アジカンの曲もっかいかけて」
「はい、喜納昌吉 & チャンプルーズのハイサイおじさんを再生します」
これは、息子の滑舌の問題だろうか。
いずれにしても本当の話なのだ。
で、ちょっと嫌な予感がしている。
何ともお恥ずかしい話なんですが、私「歯磨き粉」をどうしてもいまだに「歯ブラシ粉」と言ってしまうのです。子どもの頃からの癖で、何回注意されても直らない。
これってもしかしてあれじゃないかな。よく飼ってる動物が飼い主に似てくるって言うじゃないですか。例えがちょっとズレてるかもしれないけれども。
アレクサもわたしに似てきたってことなんでしょうか。