軍港の光芒
港で涼む。
日中の暑さの名残なのか、湿気が滞留している。
それでも日差しがなくなれば気温が下がり、散歩していて心地よい。
波をシルキーに写したかったのだが、三脚を持ち合わせていなかった。
フェンスにカメラを乗せて長時間露光を試した。
米海軍の横須賀基地に残るドック、上の写真に写っている3号・2号は慶応3年に着工したものではないだろうか。
小栗上野介忠順やフランソワ・レオンス・ヴェルニーが整備に携わった軍港だ。
強力な照明の下に広がる三角形は、おそらく空気中の湿気だろう。
手前の潜水艦は、海自のおやしお型だろうか。
米軍側にある潜水艦の着岸設備を借りていると聞いた事がある。
海自側の白い光の列はいずもだろうか。
Zeissレンズの青みがかった発色、絞るとシャープな写りが好きだ。
F16まで絞り込んだことで、強めの光源に光芒が現れた。
9枚羽根絞り、18本の光芒。
光と戯れるには夜の海が一番だ。
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