2023/05/15 書き置き「どこよりも早い敗北宣言/初期衝動/薄暮の放棄」
どこよりも早い敗北宣言
ショートコンテスト2023、投稿お疲れ様でした。僕は4作出して一番伸びてるのが+23、一番低いのが+5です。まあ、周りを見ても表彰台は絶望的でしょう。負けるのはいつものことですが、今回の負けは少々堪えました。ショートtale──2500字以内のtaleは本来自分が数年ずっと身を置いてて、ここでの僕は常在戦場だからです。
ここである程度爪痕を残せないのなら、まあどこでやっても多分勝てないんだろうなという思いが正直にあります。ある程度voteで競い、コンテストで勝つことを目標にやっている人間なので、やっぱり現状の実力不足を痛感するのは嫌ですね。いや、まだ投票期間終わってないので負けてないんですけど、まあ、万が一捲ったらテムズ川で裸踊りします。
一応今回勝ちに行った作品がどう勝ちに行ったのかだけ言い訳として置いておきます。こんなところ読む人間は流石に俺の作品は読んでるでしょうけど、読んでない人がいたら先に読んどいてください。
ぶっちゃけ今回の僕の作戦としては、2500字で正統派taleを書かない! でした。この文字数でストーリーをちゃんと組むのは難しいし、似たようなものが出されやすく、真っ向勝負になっちゃうので。
その上での切り札だったのが「言葉─光」。もはや新解釈が無いことでお馴染み極夜灯の新解釈taleです。視点の面でこれにはかなり自信がありました。その上で「詩的文学」、poetry。ストーリーなしで勝負できる飛び道具として、僕は今回詩的文学をかなり信頼していました。
が、蓋を開けてみると、詩的文学って人を選ぶジャンルだし、あと普通にストーリー無いということは表現の比重がクソ重くなって実力勝負なのは変わらなかったな、という印象です。趣味で投稿した人事taleやなんか跳ねないかなと手癖で投げたT150にも初速で負ける始末。voteを読む力があまりにも無い。
後悔があるとすれば、もう一本くらい2500でストーリー組んだtale出せば良かったかな、ということです。出した作品については挑戦の代償として飲み込みますが、もう一本、正面勝負のtaleは出せたはずという思いは残りますね。
伸びてるtaleに飛び道具じゃない真っ向勝負が普通にあるのもうーんポイントです。並べるかはともかく、挑戦はしてもよかったなぁ。(あと余談なんですが、k-cal氏のtaleは最初普通にめちゃくちゃ喧嘩売られたのかと思ってビビりました。自意識過剰でした)
次がんばります。次。
初期衝動
まあそんな散々な結果なんですが、一個だけ現時点で+23とちょい伸びなんですよね。それ、2020年に書いたtaleなんだけどなぁ。
「忘れゆく人に捧ぐ詩」。そもそも僕はSCP-1682-JPを見て入ってきた人間で、その初期衝動には常に去り行く人へ向けたリスペクトと中指が付き纏います。
彼らがいなければ僕はいない。だから俺はその鮮烈さを忘れないし、その記録は残り続ける。要するにあの詩は僕のサイトへの参加表明です。
これが詩という形式で投稿されたのは単に http://scp-jp.wikidot.com/ode-to-the-unknown-author というハブに影響されてのことですし、この頃の俺は荒削りも荒削りなので正直技量的にはどうなんだろうと思います。思いましたが、先述のように俺は詩的文学を今回のレギュで信頼しているので、書き上げて砂箱でずっと眠っていたこの詩をちょっと手直しして出したんです。
そしたら、一番伸びました。
やってらんねーよ。俺、昔の方が強かったらしい。なんか今回のショートコンで、数年無駄にしたことを、自分の四肢が腐ってることを、いきなり突きつけられた気分です。
薄暮の放棄
FGOアーケードコラボをクリアしました。三度。落陽を超えてしまった皇帝。星。灼く炎。しんどいシナリオですが、良かったです。
話が変わりますが、文体シャッフル企画が大きくなったことに少なからずストレスを抱えています。責任が嫌いなので。それでも続けるくらいには企画を愛していますが。
なんかめんどくさくなってきたなぁ、とは、文体とかTwitterとかを最近やりながら思っています。なんで、その、急に全部辞めても怒んないでください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?