第12回文体シャッフル meshiochislashの作品について

「どれほど遠く汚れても、私は星を探すのです」

アルトリア・キャスター


というわけで。B-3、meshiochislashでした。

Fate/Grand Order 2部6章、「アヴァロン・ル・フェ 星の生まれる刻」より。致命なネタバレは無いように書いたつもりですので、まだやってない人は安心してください。あとFGOやってないはずのSuamaXさんが主人公が人類史世界から来ていて妖精世界は別世界であることを当ててて、ちょっと安心しました。やってなくても、台詞で最低限意味を取れるように書いたつもりではあるので。

もう妖精圏を超えた人達へ。喰らえ、これが俺の解釈だ!
大嘘吐きな友人、竜を掬った簒奪者、そして星に手を伸ばす少女。飛べないとしても、ソラに手を伸ばすこと。それは罪深き妖精圏にとっての救いだったんじゃないかと、僕は思います。

これを書くためだけにシナリオをあらかた読み返しました。2週目だと11日目のグロスターとかで泣けるけど、ごめんこのシナリオ長すぎるわ、疲れた。もうやりたくねえ。

これは余談なんですけど、貧乏な詩人として都内で物件を探した結果、大学の後輩だった貧乏学生のアルトリア・キャスターと都内の安いアパートで二人暮らしを始めることに決まって、最初はただ仲のいい友達とのシェアハウスのつもりだったんだけど、彼女と過ごす日常の居心地の良さと別に、彼女のふと見せる少女らしさや芯の強さにときめきを感じていき、そんな日々の中、ふと家で二人、村正が置き忘れた高めの酒を勝手に呑んでる時に彼女の横顔があんまりにも可愛く見えたもんだからつい彼女への感情を吐露してしまい、まんざらでもなさそうなアルトリアに両思いだと気がつき、その夜なあなあの流れで行為に及んでからちゃんと付き合い始めて、その後、彼女とシェアハウスする前に彼女とはただの友達だから付き合うなんてありえない、もし付き合ったら焼肉でも奢るよという賭けをしたオベロンが家に来た時、その賭けに負けたくない、というよりは気恥ずかしいので隠そうと二人で画策したが当然のようにバレ、なんならもう察していたオベロンがあらかじめ買ってきていた特上ステーキの代金を支払わされた上にミディアムレアで焼かされた上に目の前で食べられた上にその日一日中めちゃくちゃ揶揄われて、アルトリアと一緒に顔を真っ赤にして押し黙り、オベロンが帰った後に二人してそんなにわかりやすかったかな、と首を傾げながら明らかに友人ではない距離感で皿を洗い、そこでようやくお互いの距離感のおかしさに気付いてまた赤くなり、慌てて皿洗いを任せて風呂掃除に逃げ、一人になった時にこの距離感は心臓に良くないからやめようと思ってお互い風呂を済ませた後くらいはちょっと距離遠いんだけど、なんか寂しくなって気付いたら普通に同じ布団で他愛無い話をしながら穏やかに眠って朝を迎えて、ちょっと早く起きたアルトリアに頬を無邪気な笑顔でつんつんされて起こされたいです。

ちなみにこの余談だけで700字超えてます。二次創作楽しすぎる。これまでは「原作を知らない人が楽しめない作品は、それだけで最高の作品にはなり得ない」という信条から縛っていました。
ただ、最近は俺の文体もマンネリ化してきたし、こんな場所で書き手としてガチで戦ってくれる人も減ってきたので、自分の楽しみを優先しました。ごめんね。でも文体は隠してないから当てれるとは思う。


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