第1回Around Toki Riverの感想
レース概要
YAMAPやXで試走している方の投稿を拝見すると、
結構厳しめのコースだということが分かった。
私は試走をしていなかったので、
なんとなく「9時間くらいでゴールできれば御の字」と思っていた。
あの時の自分をぶん殴りたい。
公式では54.4km/2,649となっているが、
手元のCOROSだと56.5km/3,079mとなっている。
委員会が出してくれた結果速報だと以下。
かなり厳しかったことが分かる。
レースの様子
来年?も開催される場合のために備忘録的に。
※記憶と感想なので正確性は担保できない。
スタート前
越生駅からのシャトルバスに乗り、サンピアに到着。
0630発だったので、0645ごろには到着して受付へ。
必携品のOS-1ゼリーについてボラの人に文句?を言ってる人がいて、
そんなことでカリカリするほどじゃないだろうと思った。
その後は体育館でスタートまで待機。
トイレも意外と混雑せずだった。
0800からブリーフィングが始まり、スタートに備える。
START「サンピア」から第1エイド「農民センター」まで:13.9km
0815に一斉スタート。
ロードとトレイル比率は50/50くらい?
もしくはロードが若干多いかもしれない。
新柵山を超えるが、そこまでハードではなく、
気持ちいいトレイルと若干の登りといった感じ。
スタートした直後は多少の渋滞が起こったが、
すぐ4kmちょいのロード区間に入り、そこでバラける。
トレイルもシングルなので多少ゆったりはしていたが、
「ここから飛ばしても意味ないや」と思い、周りに合わせていた。
記憶が正しければ私が仲間入りしたトレインの先頭は女性ランナー。
そしてこの方には最後の3kmくらいも引っ張ってもらった。
どこかで追い抜いたはずなのに、最後にはサクッと抜かれる。
ミドル以降になると「長く走れること」が大切という当たり前を学んだ。
そんな感じで気持ちよく走っていると第1エイドに到着した。
関門IN1100に対して、1015ごろの到着なので結構貯金が出来た。
エイドでは水、麦茶、スポドリ、きゅうり、バナナが提供されており、
しっかりと水分補給とエネルギー補給ができた。
トイレを借りて出発。
エイドに簡易トイレではなく普通のトイレがあることが多く女性にとってはかなり嬉しいのではないかと思った。
第1エイドから第2エイド「飯盛峠」まで:5.9km
いよいよトレイル比率が上がってくる。
大築山、飯盛山を登る。
第1エイドが標高191m、飯盛峠が標高775m。
6kmで600mなので結構しんどい。
「あー奥武蔵にきたな」と思うような道のり。
そろそろしんどそうな人もチラホラ出てくる。
登りは歩くと決めていたので、しっかりと歩を進める。
ここのエリアはあんまり記憶にないが、
しんどい登りを超えた後にエイドが待っていてくれた。
関門IN1215に対して、1140ごろに到着。
貯金はしっかりと預金されており一安心。
なぜかこのエイドはコーラが提供されておりテンションが上がる。
これ以降のエイドでは提供されないので、期待しない方がいい。
ちらし寿司おにぎりもいただきエネルギーも補給する。
エイドでしっかりと食事がいただけるのはかなり嬉しい。
おにぎりを麦茶で流し込み出発。
第2エイドから第3エイド「県民の森」まで:7.9km
結構ロード比率が多かったような気がする。
トレイルをちょっと走り、ロードに戻るというようなパターンが多い。
ロードの登りも走るのが徐々に疲れてくる。
後半への温存を言い訳にちょっとサボり始める。
周りに人がいないとどうしてもダレてしまうので、
やっぱり前に人がいてくれて引っ張ってほしい甘ちゃんである。
ロードが多いこともあったのか、
思ったより早く第3エイドに到着する。
到着時間は失念。
ボラの方から「先に行ったのは30~40人くらいかな」という話を聞いてこれ完走率かなり低くなりそうですねという話をちょっとした。
白玉しるこがめちゃくちゃ美味しくて2杯いただく。
12杯食べた人がいるらしく、強い選手は胃腸も強いことが証明された。
白玉3つ入ってるので、白玉36個食って走るってどんな胃袋してんのよ。
ここにも綺麗なトイレがあるので助かった。
第3エイドから第4エイド「堂平天文台」まで:4.8km
ここからは丸山に向けて登っていく、
丸山は何回か登ったことがあり知ってる道なので安心だった。
時間があれば展望台に登ろうと思ったが時間がなく断念。
丸山から下ってロードに出る。
しばらくロードを走るとトレイルに戻って天文台へ登り道へ。
しばらく耐えていると堂平山の山頂に到着。
ピクニックしているファミリーや無線をやっている人がいて和む。
山頂から少し進んだところでエイドにIN。
関門IN1455に対して、1400ごろに到着。
1時間くらいの貯金をキープできたまま後半に備える。
冷やしうどん(具材は冷やし中華)の食事をいただく、
エイドごとに違う食事がいただけて感謝。
ボラの方と会話しているランナーさんのお話を聞いているとどうやら皆さんサイラーらしい。そりゃピンピンしてますわ。
炭酸が飲みたかったので自販機で購入しようと思ったが、
エイドでスポドリ飲んで、割と満足したのでスルー。
ちょっと休憩して気合いを入れ直して再スタート。
次のエイドまではちょっと距離があるので踏ん張りどき。
第4エイドから第5エイド「慈光寺」まで:7.9km
この辺りから脚がしんどくなる。
技術力の無さにより下りのダメージが半端ない。
つま先が痛くなり、下りでスピードが出せず何人かに颯爽と抜かれる。
「がんばりましょう!」と声をかけてくれる人もいて感謝。
こういう声の掛け合いってとても良い。
このレース中にプチロストを3回したのだが、ここで1回目。
ロストと言ってもCOROSのアラートが鳴ってくれたので30mくらいかな?
ルート復帰するために登っていると左足が急に攣る。
こりゃやべーぞと思うが、少しすると走れるようになった。
どんどん貯金が無くなり、かなり焦り始める。
フラットは走り、登りは歩くというルールを守ろうとするが、
若干の傾斜もこれは登りカウントでいいよねと悪魔が囁く。
1kmごとに「ピッ」となるCOROSの通知音をカウントダウンし無心でエイドを目指す。
慈光寺の屋根が見えたときの安堵感が半端なかった。
関門IN1630に対して、1540ごろに到着。
ギリギリ貯金は50分をキープ。
ここではライトチェックがあり、問題なく通過。
エイドではフルーツポンチをいただく、うまい。
お稲荷さんもあったが喉を通らなかった。
こっから2つピークを超えることを考えると辛くなるので、
何も考えずに進むことにする。
第5エイドから第6エイド「本郷第2球場」まで:6.9km
ここで2回目のプチロスト。
三叉分岐を右に行ってしまいアラートが鳴ったので戻る。
COROSを頼りに下るが、何かこれも違うっぽい。
後続の選手が「道そっちですか?」と声かけしてくれる。
その選手と共に正しいコースを進みながら、しばしの談笑。
途中のエイドで胃の不調を訴えていたので心配していたが大丈夫そう。
上◯瑠偉選手に似た雰囲気を持つ爽やかイケメンだった。
並走するのもしんどかったので先に行ってもらう。
ここまでくると順位とかではなく、関門までにゴールすることが目標に。
さらにプチロスト3回目。
ロードに出たすぎてロードに進むが、直前のトレイルに入るのがルート。
アラートが鳴ったので、泣く泣く少し戻ってトレイルにイン。
トレイルを抜けると、雷電山登山口までのロードの登りが続く。
登山口付近の民家の軒先におばあちゃんが腰掛けながら応援してくれる。
こういうのもローカルレースの醍醐味なのかもしれない。
家の前を200人が通るのはストレスかもしれないが、感謝である。
雷電山を下って少し進むと最終エイドに到着。
関門IN1810に対して、1715ごろに到着。
ゴール関門が1915なので、2時間あれば行けるかもと思い始める。
冷たい豆乳スープをいただき、塩気を補充する。
どうしても炭酸が飲みたく、自販機で購入していいか聞くとOKだったので買う。
徐々に日も落ちてきており、これは暗くなるなと思いつつスタート。
第6エイドからFINISH「サンピア」まで:7.1km
少しロードを進んだ後は弓立山に突入。
かなりしんどかった。
結構な急斜面なので、進んでは休むを繰り返す。
途中に抜いてもらった選手に引っ張ってもらい歩みを進める。
途中動けなくなって本部に電話してる選手がいたが、
怪我とかではなかったので一安心。
しんどいことでも終わりが来るもので、
無心で歩いていると山頂に到着する。景色が綺麗。
ここからは林道とロードを下り続ける。
トレイルの急斜面下りが来たらしんどかったので助かった。
暗くなってきたのでヘッデンを装着して歩く。
颯爽と走り去る選手もいて、すごいの一言。
残り3kmくらいのところで女性選手に抜かれる。
序盤のトレインで先頭だった選手だった。
その選手に引っ張ってもらう形で残りのロードは歩くことなく走れた。
あと1kmくらいから全然距離が縮まらずに、
「1kmってこんなに長いんだっけ?」と思い続けた。
そしてなんとか無事に制限時間内に戻ってくることができた。
ゴール制限1915に対して、1840ごろのゴール。
貯金は結局35分くらい残った形。やっぱりギリギリ。
ゴール後
一緒にゴールした選手の写真を撮ってあげて、撮ってもらう。
参加賞としてもらっていた入浴券を使ってサンピアの温泉へ。
体育館と温泉の脱衣所が部室の匂いでびっくりしつつ、懐かしさを感じる。
体育館ではエイドで余ったおにぎりと稲荷寿司を配布しており、
いい取り組みだなと思いつつ、美味しくいただく。
コーラを飲みながら帰りの準備をしていると関門時間の1915ごろに。
最終ゴールの選手を応援しようと思い、ゴール付近で見守っていた。
その後はバスで越生駅に向かい、ちょうど来ていた電車に乗り込んで帰路。
感想
楽しかった&きつかった。とてもいいレースだった。
来年も開催されるなら出場したいなと思う。
登りは体力をつけて根性で走るしかないが、
下りに関しては技術力をつけないといけないことを痛感した。
完走率の低さが逆に魅力的になってくるというか、
練習を積んで、来年リベンジできたらいいな。
ロストしたり、他の選手に抜かれたりすると”後悔”が出がちだけども、
意外と抜いてくれた選手に引っ張ってもらったおかげでこのタイムが出たりしていると思った。人間万事塞翁が馬ということか。
目の前の一つ一つを悲観するのではなく、
そのおかげで得ることができた何かに目を向けたい。
そんなことを走りながら考えていた。
ボラやスタッフの方々のおかげで楽しいレースになり感謝。
いつかは自分もボラをやってみたいと思った。
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