#21 新作制作日記 【執筆&公開編⑩】
今回もやっていこうと思います。
新作『ポケット鳥獣戯画』をカクヨムで公開しています。
第10話です。
「第10話」で迷ったこと
第10話。先輩との絡みが出てくる時期です。今回は桐生先輩が仲良くなろうとする回でした。
この第10話で、コミュニケーションツールとして、ゲームを使っていきますが、何を使うか迷いました。
最初はスマブラにしていましたが、知識と実体験が不十分だと判断し、おじゃんに。最後は東方に落ち着きました。東方もさほど詳しくはないのはご愛敬です。
なんか良い感じのものが出てこなかったので、家にある本をランダムで選んで、良さげな言葉をおいておきます。
短編集『儚い羊たちの祝宴』から『儚い羊たちの祝宴』より
「古書に曰く、アルスタミン羊は『唇』が佳いとあります。今夜は唇の蒸し物を、心ゆくまでご堪能いただきたいと考えております」
この話の概要は、めちゃくちゃお金持ちになったパパが、うまいものを食いたい、となって最近召し抱えたスーパー料理人に相談したら、アルスタミン羊の話題になり、その唇料理にしよう、となったシーンです。
全体的に不穏な雰囲気が漂うお話ですが、上記のセリフを見て、これアウトやん!ってなった方は強者です。
唇を持つ動物は○○だけです。
儚い羊たちの祝宴は、軽妙ながらも、濃い味のするミステリなのです。書く短編ごとに違った味わいが楽しめるので、おすすめです。