28:離婚届け
(適切な写真がないのでとりあえず肉巻き)
11月のあたま。突然降って湧いた話があった。従姉妹が三人目の赤ちゃんを授かり、手狭になったので引っ越しすると言う。だからそこに住まないかと。従姉妹の住んでいるのは私の祖父母の家だった場所。利便性を考えたらめちゃくちゃ良い場所だが老朽化している。私の両親などは、どうせ二年もしないうちに絶対取り壊すんだからとオススメはしていなかった。それでもウチはうるさいと苦情が来ていて次の更新をさせて貰えない雰囲気が管理会社からガンガンでていた。
従姉妹に、今その家はどんな感じか見たいから出産までの間、見にいきたいと打診した。私は従姉妹が好きだ。シングルマザーとして子どもを育てながら再婚。もちろん周囲の助けは必須だったろうが彼女が辛い気持ちを抱きながら私と同じ家系を生きてきたのはわかっていたので、幸せになる門出だなあとホッコリ思った。
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