大事なこと:漫画家で生きたかった
私は2019年の秋に脳梗塞で倒れるまでずっと漫画家をしていた。子供の頃から画家や芸術家や文筆業など文芸を生業とする祖父や親族のもとに育ち、いつかは自分もそうした仕事に就くんだと思っていた。そこには何の疑いもなくてただ子供の頃から入賞したり絵の具の色をどの色とどの色混ぜればどの色ができると、そんなノウハウを持ち。それが否定されることがなかったので絵を描くのが漠然と好きだった。
私の父が出版関係だったこともあり、子供の頃の家にはいろいろな雑誌が転がっていた。今では多分考えられな