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『世界のすべて』完読


こんにちは~
かなり忙しい毎日です。
今日は、明後日の面接の企業の志望動機を考えています。
準備がギリギリすぎて自分には一度、痛い目をみてほしいです。



昨日は、ほぼ半目で朝バイトに行って、半分白目で帰宅し、
でも昼寝はしたくないタイプなのでなんとか色んな作業をして、
夜お風呂に入ったらなぜか読書熱がついてしまい、結局就寝したのは2時でした。
ちなみに、毎日8時間しっかり睡眠をとる人間です。

今日、このnoteを書きながら非常に反省しています。



その、昨日読み終えたのは、
『世界のすべて』という小説です。

実はこの本が出版された(2024年9月)一週間後に購入したくらい、
出版前から気になっていた本です。
読み始めるのにかなり時間がかかりましたが(笑)

正社員の仕事を辞め、カフェでアルバイトをする主人公の男性が、
様々なセクシュアリティの人々との関わりのなかで、個々のセクシュアリティの複雑さに悩み、考えていくお話です。

序盤から公表されているので、書いてしまいますが、
この主人公とともにアセクシャルの立場から物語が展開されていくので、

”なぜ当たり前に、皆が恋愛している・恋愛が楽しい・恋愛が第一で共通の話題となる前提で話されるのか”

というような疑問を持っているが故、なんというかとても理論的に淡々と進んでいきます。



逆に、どんな人と接しても感情移入はあまりすることはなく、1人の人間としてしか相手を見ていないので、

こんなセクシュアリティを持つ人はマイノリティだ、寄り添ってあげないといけない、否定せずに話を聞いてあげよう

といった、マジョリティを自覚する側の人間が多様性を理解しようと奮闘するような物語でもなく、そういったことを読み手に訴える物語でもないのでとても新鮮です。


簡単に言えば、とにかく淡々と、
"こういう人もいるんだ~ へえ~"
が続き、徐々に自らに向き合っていく感じです。

ですが性的指向だけでなくそれ以外のことでも、日常生活の中で自然と「普通」の枠組にとらわれてしまっている思考に気づかされる物語だと思いました。


生きづらさを題材としているようなので、どちらかというと重めの内容ではありますが、淡々と様々な人が登場し展開されていきます。


人によって感じ取る部分や、この物語への捉え方は様々だと思うのでぜひ読んでみてください~。


そろそろ今日一日逃げてきた就職活動に戻ります。(笑)

では。

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