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メアリー・カサットってどんな画家?

メアリー・カサット(Mary Stevenson Cassatt)は、1844年5月22日にペンシルベニア州アレゲーニーで生まれ、1926年6月14日にパリで亡くなったアメリカの画家・版画家です。彼女は主に印象派の運動に属し、特に母と子の親密な関係を描いた作品で知られています。

カサットは、フランスで多くの時間を過ごし、エドガー・ドガと友人になりました。彼女は印象派の展覧会に参加し、独特の力強いタッチで女性の社会的および私的な生活を描き続けました。彼女の作品には『舟遊び』(1893-94年)や『お茶』(1880年)などがあり、これらは母と子の絆を強調しています。

お茶(メアリー・カサット)

カサットは、ペンシルベニア美術アカデミーで学んだ後、1866年にパリに渡り、そこで本格的に画家としてのキャリアをスタートさせました。彼女は1874年から1886年まで印象派の展覧会に参加し、その後も独自のスタイルを追求しました。特に彼女の作品は、正確な素描と優しい視点が特徴であり、感傷的にならずに母子の関係を描写しています。

晩年には健康問題に悩まされながらも、女性参政権運動にも関与し続けました。カサットは1926年に亡くなり、その遺体はフランスのメズニル=テリビュスに埋葬されました。彼女の芸術への貢献は高く評価されており、フランス政府からレジオンドヌール勲章を授与されています。

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