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エブリデイ幸福論_雑記

こんなことができたらいいなあ、
こんな風にものづくりができたら、スタイリングができたらいいなあ
この人たちみたいになれたらいいなあ etc

生きるたびに沢山のウィッシュリストができて
私の場合、それは大抵叶わないまま
“いいなあ”のノイズで終わっていくのだけど
実現できてしまう人もいる。
(そしてそれは運と実力に加え、きちんと動いた人だけに届いていることも知っている)

先日、浅い絶望の最中“何者でもない自分”について嘆くと
良い歳してまだそんなことを気にしてるのか、と
パートナーに小突かれてはっとした

歳を重ねて自分の天井が見えてきて
諦めにも似た何かを得たことで
下手に夢を見ることなく、感謝しながら
目の前の任務に取り組むことができるようになったにも関わらず、
どこかで“いつか何かの特別になりたい自分”がいたのだなあと思うと小っ恥ずかしくなった

その日を境に、何者でもない自分を
本当の意味で受け入れられたんじゃないかと思う

それでもこんなふうに
圧倒的な何か、美しい何か、心がわあっと動かされた時には
冒頭のように“こんなことができたらいいなあ、”なんて
淡い期待と夢を抱いてしまうのだった

“絶望と葛藤、渇望と羨望、時々幸福と歓喜。”
この先また変化していくかもわからないけれど
今のところ私にとって“生きること”は、そんな感じだ。

エブリデイ幸福論。

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