「自分らしい生き方をつくる」という挑戦 〜 バンジージャンプ的に生きている僕の話
脱サラしてVRのバンジージャンプを開発した野々村哲弥と言います。この記事では、チームブリヂストンの投稿コンテスト「#挑戦している君へ」の募集に乗っかって、これまでの挑戦とこれからの挑戦について、そして最後に僕が生き方について考えていることを書きたいと思います。
●挑戦STEP1 〜 脱サラ
僕は新卒から約12年間、FMラジオ業界に勤めました。
元々、学生時代から広告やメディアの仕事に憧れていたので、
「企画や制作に携わりたい」
「営業も学びたい」
といった動機から志望し、無事に大好きだったラジオメディア業界に入ることができ、様々な業務に携わることができました。
やりがいも成長も実感できました。
ある意味で夢は叶ったとも言える状況だったと思います。
しかし、ふと自分の将来を考えた時、
「このまま勤めていて自分は幸せになれるだろうか?」
という引っ掛かりがありました。
僕は、金銭的な報酬や社会的ステータスに幸せを感じるタイプではありませんでした。
「自分の考えるアイデアで人をドキドキワクワクさせたい」
「自分自身、新しい体験で世界を広げたい」
そんな望みを叶えたいと願っていました。
もちろん、会社のミッションの中でそういった望みを叶えようともしました。しかし、会社を通す為の条件が揃いませんでした。
また、週末を使って叶えようともしました。しかし、日々の業務に全力で向かい合っていた為、週末には体力が残らないという状況。ゼロからイチを生み出すには何かを捨てることが必要だと薄々感じていました。
そんな時、応援してくれる人が現れ、活動を支援してくれる拠点が見つかったことをきっかけに、自分と運命を信じて「会社を辞める」という挑戦に踏み出しました。
会社を辞めて何をするか?
そのテーマは「バンジージャンプ」でした。
挑戦STEP2 VRバンジーづくり
(※画像は活動拠点『100BANCH』MAGAZINEより )
僕は日々、様々なことを「体験してみる」ことが大好きです。
そして、過去の経験の中で、最も驚愕した体験の1つが「バンジージャンプ」でした。
『圧倒的な恐怖に立ち向かい、運命を信じて自らの意志で一歩踏み出す。』
バンジージャンプとはそんな体験です。僕はその体験性に、えも言えない尊さを感じていました。
僕は、そんなバンジージャンプをテーマに活動することを決めました。
東京のど真ん中にバンジージャンプ場をつくるという壮大なアイデアから、バンジージャンプのメディアや書籍をつくるといったアイデアなど、様々な事業アイデアがあり、それぞれを模索します。
その中に、VRのバンジージャンプをつくるというアイデアがありました。
VRのバンジージャンプは既に存在していましたが、「もっとスゴいのをつくれるハズ」という確信があったのです。
最終的にこの「VRバンジージャンプづくり」に的を絞って挑戦することに決めました。
VRの作り方を一切知らないけれど、です。
なんとこの挑戦は無事に結実しました。
その過程については、下記のnoteも良ければご覧ください。
↓こちらはプロトタイプが出来上がるまで
↓こちらはサービスとして世に出すまで
挑戦STEP3 来年春に全国ツアーへ挑戦
こうして出来た移動式VRアトラクションのサービス『どこでもバンジーVR』は、新型コロナの影響で苦境に立たされたことは言わずもがな容易に想像がつくと思います。
現在僕は、第三波の収束を心より信じて「来年の春」に再起を掛けたいと考えています。
『どこでもバンジーVR』は大型の装置と小型の装置がありますが、今、事業化に向けてメインとなっているのは小型の装置の方です。
これは軽自動車1台でも持ち運びが可能なくらいコンパクトで、装置の外見からは想像が付かないほどの驚きの体験を提供できるものとなっています。
(画像はどこでもバンジーVRの小型版の装置)
この利点を活かして来年の春に挑戦を考えていることとは、、
【どこでもバンジーVR 全国ツアー】
です。
車にどこでもバンジーVRを積んで、ゲストハウスやワーケーション施設をハブとしながら全国を巡って色んな方に体験して頂くというプロジェクトです。
どこでもバンジーVRは、知ってもらったり一度体験して頂けると、応用方法や展開アイデアなどの想像が一気に広がるサービスなので、全国を巡って、アンテナの波長の合う方やご縁のある方に体験の機会を届けたいという思いです。
まだまだ計画段階ですし、行き当たりばったりになる公算も大ですが、覚悟を持つ為にも、東京で暮らしている部屋を引き払ってから旅立とうと決めています。
ちゃんと形にできるか、見守って頂ければ嬉しく思います。
人生をワクワクの冒険の旅にしたい
僕は事業をつくるという挑戦に取り組んでいますが、決して、お金を稼ぐことを目的に取り組んでいるのではありません。
事業化は「目的」というより「目標」です。
活動を続けられるようにする為、そして、自分の考える「人をドキドキワクワクさせる体験」をどんどん形にし続けていく為の手段としてこれを目指しています。
アプローチがあまりに無謀なので、これは「挑戦」というより「冒険」に近いのかもしれません。
でも、僕は正に自分自身の人生が冒険の旅であれば良いと捉えていますし、僕のつくるバンジージャンプなどの「冒険の体験」を通して、誰かの人生をワクワクドキドキの冒険の旅にできれば良いなぁと願っています。