見出し画像

キユーピーが最新知見発表。「ヒアルロン酸は塗るではなく食べる」が効果的

数年前まで、悪い意味で話題になっていた「ヒアルロン酸、コラーゲンは効かない説」。
しかし、ここ数年その説も聞かなくなったなぁと思っていた時に、ヒアルロン酸の産みの親「キユーピー株式会社」が最新知見を発表した。

マヨネーズでおなじみのキユーピー株式会社は、1983年にニワトリのとさかからヒアルロン酸の成分を発見し、原料として販売を開始した。現在は、とさかだけでなく、微生物の発酵を行いヒアルロン酸を作っている。

ヒアルロン酸の活用は、医薬品分野では、目薬や関節への治療として、また化粧品の分野では塗る化粧品として、サプリメント分野では機能性表示食品として沢山の商品が発売されている。世の中に発売されている商品の殆どがキユーピーさんのヒアルロン酸が使われていることは業界の中では大半の人が知っている裏話。そのヒアルロン酸が、効果がないと言われていたのは、薬事的に表現できない部分があったのはもちろんのこと、肌に対しての実験・実証結果があまりなかったということが多かった。しかし、近年多くの研究が様々な分野でされることによって、最新知見が集まってきたのだ。

中でも、美容分野では肌への効果、特に水分量増加や保持能力についての発見が多くあった。1日120mg~280mgのヒアルロン酸摂取により、乾燥肌の方の皮膚水分改善効果および肌質改善効果が認められた。その結果、肌へのハリやシワ改善効果も摂取し続けることで期待ができるのだ。

そもそも、「ヒアルロン酸は、元々糖なので吸収されてもエネルギーになるだけじゃないのか?」等の疑問が多く寄せられることもあったそうだが、ヒアルロン酸は腸内細菌によって低分子化され、大腸を通過し、血中、皮膚へ移行することがわかってきた。

ここからが最も最新の知見で、ヒアルロン酸の効果を最大限に発揮するためには、腸内で分解され吸収されることが大切で、そのためには、野菜などの食物繊維との組み合わせが良い可能性が高いということだ。
つまり、ヒアルロン酸と合わせて野菜などの食物繊維を一緒に採ることで効果が期待できるということだ。

また、ヒアルロン酸は外的ダメージ(紫外線ダメージ、活性酸素ダメージ)から守る力が発揮されることでシワ改善につながるという結果も。つまりできてしまったシワに対してでなく、作らないため、乾燥からくるシワに効果的ということ。

塗るヒアルロン酸、飲むヒアルロン酸どちらが美容的効果が高いのか

塗るヒアルロン酸(スキンケア)は、肌には入っていかないのだ。皮膚からの水分蒸発を抑える目的として使用するのが良い。つまり、乾燥からくるシワや肌表面の乾燥のケアに。ただし、ヒアルロン酸の分子量は小さいものを使うこと。

飲むヒアルロン酸は、肌の内側から届き「繊維芽細胞」の活性化を促すため肌の水分量を保持するチカラを実感しやすい。ただし、最低2週間以上の摂取が必要なのはもちろんのこと、個人の腸内環境にも影響されるため、今、注目の腸内環境についても併せて意識すると良い。ヒアルロン酸は水溶性の成分のため体外に排出されるため大きな副作用は考えにくいとのこと。

美容の大敵、乾燥との戦うために「ヒアルロン酸」美容について改めて勉強してみた。



いいなと思ったら応援しよう!