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しつけは難しい③キーは子供部屋の鍵?

"しつけ"のお話からの続きになりますが、子供部屋の鍵があるかどうかは、親子の力関係を方向付けてしまうことがあるかと思います。

自分の実家には、家の新築を契機に兄弟3人それぞれに個室を与えてもらいましたが、鍵はついていませんでした。自分が中学に入ったときで、

"1人になりたいのに、片手落ちだな"

と思いました。親子で喧嘩する事も数知れず、でも引きこもれない、、
喧嘩も無視も中途半端で解消されていきました。

今度は自分が親になって、現在借家ですが、やはり個々の部屋に鍵がありません。
リビングを通って個室に入るので、帰宅する子供の顔を必ず見れます。

今から考えると、良い家を見つけたなーと思います。

鍵があることは、
"一方的に関係性を断てる"
ということ。

小学生から上の子供と親の関係では、意見の齟齬は必ずいつかは生まれると思います。

そんな時、子供の立場なら
"お母さんなんか大嫌い"
と部屋に鍵をかけて閉じこもりたくなりますよね。

子供からシャットアウトされると、親の方が懇願したり、立場が弱いものになります。
それでは、本人に注意をしたり、しつけることが難しくなります。

子供さんに睡眠の問題が起こっていても、鍵のせいで入室できなければ様子を見ることすら出来ません。
今、外来でお子さんの寝ている様子を聞いても
"よく分からない"
と答える親御さんがいます。

子供部屋も親の部屋もですが、

完全な要塞にしない、
個室はなんとなくの居場所に過ぎない

そんな雰囲気を家族で持つ方が、引きこもりを作りづらい、風通しの良い家庭になると思います。

睡眠の話とは少しずれるところもありますが、お読みいただきありがとうございました。


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