ずばり、西国街道!
そのものずばり、「西国街道 芥川」と、街道名を冠した純米酒があります。「芥川」は大阪府高槻市内に流れる川の名前で、この川に由来する地名でもあります。かつて西国街道の「芥川宿」が置かれ、宿場町として発展しました。
単行本『大阪の街道を歩く』の基になった同名連載で最初に取り上げたのが、西国街道。同街道を歩いたのは2016年12月~2017年1月でした。それから約8年。街道筋の現況を確かめようと、高槻市・旧芥川宿から茨木市を経て箕面市・萱野までの区間を、改めて歩いてみました(12月3日)。
旧芥川宿には、西国街道では唯一、一里塚跡が現存しています。
一里塚跡を起点に歩き始めてすぐ、街道沿いに酒販店、創業天保3(1832)年の「西田本店」があります。
こちらで対面で求めたのが純米酒「西国街道 芥川」です。
醸造元は同じ高槻市富田町にある寿酒造株式会社。創業は文政5(1822)年で、清酒「國乃長」で知られます。「西国街道 芥川」は、西田本店さんが寿酒造株式会社に依頼したオリジナルの清酒です。
4合瓶を1本求め、リュックに入れて西国街道を先へ進みました。
地元愛あふれる品。さて、封を切るのがもったいないような…