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霙もよう 「秋鹿」新酒
大阪府最北端のまち・能勢町内、能勢街道沿いにある秋鹿酒造の新酒を入手しました。その名も「秋鹿 霙(みぞれ)もよう」。
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上槽は本年十二月。純米吟醸、にごり生原酒です。開栓にあたっての注意書きが添えてあります。
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能勢町域の能勢街道を歩いたのは2021年11月末、晩秋でした。師走も押し詰まった頃になると、天候も「霙もよう」となるのでしょう。
街道歩きでは大阪の中心部から府県境に向かうのが常でした。ただ、能勢街道の場合、能勢町に入って京都との府県境まで歩くと、戻るのが大変だと判断。いったん府県境の「ひいらぎ峠」に向かう国道477号を北行し、そこから改めて歩き始めました。
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京都府側から見た、ひいらぎ峠。峠から能勢町側、国道の西に旧街道の道筋が残っています。その分岐点付近に立つ道標。
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「能勢妙見山御本殿迠是ヨリ七十五丁」と刻んでいます。
国道の西に続く旧街道の道筋をたどります。人影はありません。
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この旧街道の道筋が再び国道に合流して、しばらく行くと、国道の左手(東側)にあるのが、秋鹿酒造です。この日も蔵元直販で2本求めました。
今回「霙まじり」を求めたのは、JR大阪駅の「エキマルシェ」にある「山中酒の店」ですが、能勢の蔵元にも、またお邪魔したいと思っています。