大阪の街道と蔵元⑥
今回も、「街道沿いの蔵元」の話ではありませんが、「文禄堤」という銘柄の清酒について。単行本『大阪の街道を歩く』でも取り上げている京街道の起源は、豊臣秀吉が造らせた淀川堤防上の道=文禄堤。その痕跡が、守口市の京阪守口市駅の西側に残っています(単行本39~40ページ)。
その名もずばり、清酒「文禄堤」(特別純米酒)は守口市限定。姉妹品の「守口宿」(特別本醸造)は、守口の地が京街道の宿場(東海道五十七次)だったことに因みます。
「文禄堤」の醸造元は、「片野桜」などで知られる大阪府交野市の山野酒造(江戸時代末期創業)。交野市には他に「酒半(酒屋半兵衛)」こと、大門酒造(文政9=1826年創業)があります(写真2枚目)。ちなみに大門酒造の前の道は山根街道です。
山野酒造
https://www.katanosakura.com/
大門酒造
https://daimonbrewery.com/
(連載「大阪の街道と蔵元」了)
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