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手拭い@枚方宿~大阪の街道モノ語り③

 

「土蔵の鍵」をモチーフにした手拭い

この手拭いのモチーフは「鍵」で、蔵(土蔵)の鍵を図案化したものです。京街道を歩いて大阪府枚方市まで行った折、同市の観光案内所で入手しました。

 江戸時代に大坂と京都を結ぶ重要な交通路となったのが京街道と、淀川(の船運)。その要衝の一つ、枚方の地には東海道五十六次の「枚方宿」がありました。
 今も旧枚方宿に通じる京街道に面して、枚方市立「枚方宿鍵屋資料館」があります。

京街道に面した枚方宿鍵屋資料館の外観

 江戸時代に、淀川を往来する船に乗降するための「船待ち宿」を営んでいたのが「鍵屋」で、1997年まで料亭・料理旅館を営んでいました。

 江戸時代に「蔵の鍵」は富の象徴とされ、「鍵屋」の屋号も、商売繁盛の願いを込めてつけられたとも。その「鍵」の意匠が、現代の手拭いにも生きているわけです。

「かぎや/鍵屋」の文字とともに「鍵」を染め抜いた暖簾 
色違いの手拭い

 枚方宿は、単行本『大阪の街道を歩く』の第2章「京街道(13)・枚方市(その2)」(46ページ)で記しています。

 なお、2024年11月2日からNHKで3夜連続放送の「ブラタモリ」。テーマは「東海道五十七次の旅」だそうで、第3夜が大阪府域。どんなふうに枚方宿が取り上げられるか、楽しみです。https://www.nhk.jp/p/buratamori/ts/D8K46WY9MZ/blog/bl/pG0VrRBgkl/bp/p9rx00lryM/

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