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わたしの美容師時代と、お客様の愛

東京に出てきて2年と半年が過ぎました。
高校卒業後、地元の岡山で美容学校を卒業し、2年間美容師アシスタントとしてサロンに勤めていました。

当時の美容室ではアシスタントは私一人でしたので、オーナーや先輩方のお客様全員と言っていいほど、シャンプーやカラーリングをさせていただきました。
私が生まれたてのヒヨッ子美容師だったこともあり、お客様が温かい目で見守ってくださり、そして、たくさん応援もしてくださいました。

『シャンプーとスパがすごく気持ちいい』

そう言ってご指名してくださるお客様も多く、本当に嬉しかったのを覚えています。
美容師は技術者ですので、練習と本番(テスト)の繰り返しで朝練や営業が終わって、日が変わる頃までたくさん練習しました。汗

当時の私はかなり必死だった記憶しかないのですが、休みの日もお友達やSNSで声をかけたモデルさんにカラーの練習や、撮影など協力していただき、本当に感謝です。

ですが、今思えば、目先のことばかりで自分に余裕がなく、稼働し過ぎていました。体のことなど無視し過ぎて、疲れた体を全く癒してあげられなかったなーって思います。
でも、そんな日々の頑張りをサロンの先輩方やお客様が見てくださっていました。

それから、もともと撮影や、ヘアメイクにも興味があり、美容学生の時から海外に憧れがあり、いつか海外でのヘアメイクアップアーティストに!という夢と叶えるために、東京のヘアメイクスクールに行くため、それまでお世話になったサロンを退職します。

退職する2ヶ月ほどまえから、お客様やお世話になった他サロンの先輩方に一通ずつ、お手紙を書いて渡しました。
きっと、合計で200通は書いたと思います。

お手紙を読まれて、お別れの挨拶にわざわざ会いにきてくださる方も多くいました。そして、お手紙でのお返事もたっくさんいただきました。

愛で溢れていて、感謝と、寂しい想いとで、お客様にたくさん涙を見せてしまう場面も多かったです。


『〇〇さんにたくさん可愛がっていただき、楽しい時間を一緒に過ごす事ができ、本当に実りのある時間でした。
今まで、ありがとうございました。
私、東京に行っても頑張ります。』


今でもお客様や先輩、お世話になった方から頂いたお手紙を読み返すと、
うるっと涙が目に滲み出てきます。

オーナーや先輩方がいるあの美容室で働けて、たくさんのお客様と出会えて、
たくさん学んで、恵まれた環境だったな。

あの時の学びや、たくさんの出会い、感謝を忘れずに、これからの東京生活も頑張っていこうと思います。


P.S
お世話になったお客様、先輩方へ

今、ようやく東京に慣れてきて、お仕事も順調に、ちゃんと地に足がついた生活を送れています。
東京はかなり人が多く、目まぐるしく環境が変化していってますが、私も負けじとエネルギッシュに頑張っています(笑)
今でもわたしの様子を見て、メッセージをくださったり、会いにきてくださったり、、いつも応援してくださり、本当にありがとうございます。

海外への道も叶えます。
今はまだ、日本で頑張りたい気持ちも強いため、まだ先になりますが、海外への道も諦めていません。

なので、まだまだ温かい目で見守って頂けると嬉しいです。

                     KUMIKO





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