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好きが語れない

みなさんは自分の「好きなこと」について語れますか?
私はめちゃくちゃ苦手です。

よくオタクエピソードで「早口オタク」とか「語り出したら止まらないオタク」みたいなのが黒歴史っぽく綴られていたりするけど、正直ちょっと羨ましい。

上手く人に伝えられない

まず一番はこれ。
語彙力が無いので言いたいことが上手く伝えられないし、そもそも記憶力に自信が無い。
話しながら思い出すため支離滅裂になります。

インスタや読書メーターに読了記録を載せたり、filmarksに映画記録載せたりしているけど、
それは好き嫌いでは無く、見た読んだ記録及び感想なのでまた感情が違うんですよね。

自分のパーソナルな部分をさらけ出せない

好きな映画や本はたくさんあるし、好きな作家さんや俳優さん、キャラクターもいるけど、
自分の趣味嗜好をさらけ出すことにとにかく抵抗感がすごい。

でも職場の休憩所とか美容院などで、すごく仲が良いわけじゃないけど一定の時間、友好な会話をしないといけない場面って
「休みの日何してるの」
が会話のとっかかりになりがちじゃないですか。

「えぇ...本読んでますぅ」
「そうなんだ!何読んでるの?おすすめはー?」
「えーなんだろーえー...」

「うぁ...映画観てますぅ」
「そうなんだ!何観るの?おすすめはー?」
「えーなんだろーえー...」

この流れを防ぐべく絞り出す答えが
「いや〜寝てますかねぇ...へへ」
になります。
ほんとにつまらない答えで申し訳ないと思いながらも、自分の趣味に繋がりそうな答えをとにかく避けていきます。

自分が知ってることなんて皆知ってるという思い込み

この思い込みにより、自分が何かを語っても無駄だなーという思考に陥り口を閉ざしてしまいます。
だから自分が知ってるのに相手が知らないと「え、知らないの!?私なんかが知ってるのに!?」とびっくりしてしまうんですよね。
あくまでも自分の知識を下に見ているので、相手が知らないことで責めたりすることは無いです。

あと、この思考は「自分が知ってること」に関してだけなので、誰かが何かを話しているときに
「そんなの皆知ってるでしょ」とはなりません。


Xやインスタで本棚の写真載せたり、ストーリーに好きな映画や音楽を載せたりすることには抵抗が無いので、問答無用で「見てくれ!!!」としか
もう言えない人間なのかもしれない。

別に語る必要も無いし、勝手に好きでいればそれで正解なはずなんですけどね。
自分の思考を押し留めるのって難しい。

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