隣の君は 前編
授業それはつまらない時間だ。
先生の声だけを聞きただノートに書くそれだけの時間。そんな退屈な時間を私は退屈だとは思えない。
だって隣の席の子が面白いんだもん。
〇〇 「zzz」
隣の席の〇〇君はいつも授業中寝ている。
森田 「〇〇君起きてよ」
〇〇 「zzz」
私はとりあえず〇〇君を起こそうとするが起きる気配がない。
私は起こそうとしていると先生が近づいてきて教科書を〇〇君の机に力強く叩いた。
先生 「〇〇起きろ!」
〇〇 「ふぁ〜ぁ、あっ先生おはようございます」
先生 「おはよう〇〇君、とりあえず授業終わったら説教だからね」
〇〇 「なんでですか?」
先生 「なんで?じゃねーだろ!」
〇〇と先生のショート漫才のようなコントに私は我慢できずにツボに入ってしまった。
森田 「アッハッハッハッハッ」
先生 「森田笑いすぎだ」
〇〇 「全く」
先生 「事の発端はお前が原因だけどな」
森田 「アッハッハッハッハッ」
〇〇君の隣だといつも面白い出来事が沢山ある。
授業が終わり〇〇君が先生に怒られたあと私と〇〇君は学食に向かった。
森田 「今回も見事に怒られてたね」
〇〇 「全くあんなに言わなくても言いのに」
森田 「それに関しては〇〇君が全部悪いんだけどね」
〇〇 「ウザ」
私たちが茶化しながら学食に着くと既に机は満席だった。
〇〇 「どうする?」
森田 「どうしよっか?」
〇〇 「購買で何が買おうぜ」
森田 「いいね。じゃあ〇〇焼きそばパン買ってきて」
〇〇 「俺パシリやん」
森田 「wwwそうだよ。早く買ってきて」
〇〇 「全く」
そう言うと〇〇君は購買の方に走っていった。
〇〇 「焼きそばパンひとつ買ってきたぞ」
森田 「えっ私カレーパンの気分だったのに」
〇〇 「ざけんな」
森田 「嘘嘘冗談」
〇〇 「全く」
森田 「そういえば明日休みじゃん」
〇〇 「そうじゃん」
森田 「明日どこが遊びに行こうよ」
〇〇 「いいね」
中編に続く