隣の君は 中編
次の日私たちは駅近のショッピングモールで遊ぶことになり駅で待ち合わせすることになった。
私は当日寝坊してしまい10分ほど遅くに駅に着いたんだけど…
森田 「あれ?〇〇君いなくない?」
そう○○君がいないのだ。
いつもは学校の登校時間だけは守る○○が今日に限っていないのだ。
とりあえず私はポケットからスマホを取り出し○○君に電話を掛けた。
森田 『もしもし○○?』
○○ 『ごめんひかる!寝坊した。今からすぐに向かう!』
そう言うと○○君はすぐに電話を切った。
森田 「まったく」
その後待つこと30分ようやく〇〇君からあと少しで着くとLINEがきた。
森田 「遅いよ」
とりあえず私は立疲れたのでベンチを探そうとしていたら知らない男性二人に声を掛けられた。
男性A 「お姉さん今一人?」
男性B 「俺たちと少しお茶しない?」
森田 「えっと今友達待ってるんで」
男性B 「いやいやそんなこと言わないでさ俺たちと少し話そうよ」
森田 「いや、ほんとに大丈夫なんで…」
男性A 「いいからさ俺たちと遊ぼうよ」
そう言うと男性は私の腕を掴んだ。
森田 「離してください!」
男性A 「いいじゃんか」
森田 「誰か助けてください!」
私は精一杯叫ぶが周りの人たちは私の声を聴いているはずなのに見て見ぬふりをした。
男性A 「諦めて俺たちと遊べよ」
○○ 「お前ら何してんだ?」
聞き覚えのある声がした方を振り返るとそこには鬼の形相をした○○君がいた。
森田 「〇〇君…」
〇〇 「お前らひかるから手を離せ」
男性A 「はぁ?なんだお前?関係ないやん」
〇〇 「関係ある。俺の友達だ。それ以上やるなら警察呼ぶぞ」
男性A 「チッ、わかったよ」
男性B 「覚えとけよ」
〇〇君の言葉にビビったのか男性は私の腕を離しどこかに消えた。
〇〇 「大丈夫だった?」
森田 「うん…」
〇〇 「どうする?このまま遊ぶ?」
森田 「もちろん」
〇〇 「大丈夫そうでよかった。じゃあ行こっか」
私たちはショッピングモールに向かった。
後編に続く