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ストーカー

最近外出していると毎回足音がする。
振り向くと足音はなくなる。
怖くなり走ると足音は大きくなり近づいてくる。
そのことに僕は毎回恐怖していた。
僕は最近外出するのも嫌になって外出をしなくなった。

ただこの日はどうしても外せない用事があって外出する羽目になった。
家を出て直ぐに足音がする。

コツコツ

また誰かが僕を追いかけている、なんで僕みたいなやつを好きになったのかそのストーカーにじっくり詳しく聞いてみたい、でも怖くて無理だ。
ただ今日は何やら様子が違った。

コツコツコツコツ
走っている。いや違う追いかけている。
誰を?僕をだ。
焦った僕は直ぐに走り出した。
怖い。誰か分からないストーカーが怖い。
僕は近くのコンビニまで走り少し休憩した。…したかった。

入ったコンビニにはひとはいなかった。
〇〇 「なんで誰もいないんだよ」
見てみるとこのコンビニは無人コンビニと言われるやつだった。
仕方がない。入ってしまった以上買わずに帰るのは失礼だと思いお菓子のコーナーから安い飴を買って帰ろうとした時だった。

?? 「あのすみません」
若くて美人な女性が僕に話しかけてきた。
〇〇 「はい?」
?? 「私村山美羽って言うんですけどあなた落し物してますよ」
〇〇 「え?」
僕は急いでポケットを確認したがスマホも財布もちゃんとあった。
〇〇 「なにも落として…」
僕が言いかけた瞬間電流のような力が僕の体に伝わった。
倒れた瞬間村山さんが何か言っていた。
村山 「落としてますよ、私をね」

続く?


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