2人に求愛される話
誕生日それは年に一度訪れる生まれた日。
ただ僕は誕生日はあんまり好きじゃない。というのも行事に全力で取り組めるほど真面目でもないし誕生日を周りにも言う性格じゃあない俺はいつも通り誕生日を過ごす予定だった。
森田 「〇〇おはよう!」
同じクラスで幼なじみの森田ひかるが元気よく挨拶をしてきた。
〇〇 「おはようひかる、いつも通り元気だね」
森田 「元気だけが取り柄だからね」
〇〇 「なにそれ」
森田 「ところで今日は〇〇の誕生日らしいね」
〇〇 「まぁね」
森田 「じゃあ今日〇〇の家行くから」
〇〇 「りょかい」
村山 「え?〇〇先輩って今日が誕生日なんですか?」
話に入って来たのは俺と仲のいい後輩村山美羽だった。
今日は委員会の集まりでここに来たのだが早かったらしい。
森田 「そうだよ美羽ちゃん」
村山 「なんで言わないんですか?」
〇〇 「別になぁ人に祝って欲しいなんて願望ないしな」
森田 「美羽ちゃん今日〇〇の家行くけど来る?」
村山 「行きます」
〇〇 「全く」
委員長 「村山何やってる会議始めるぞ」
村山がはしゃいでいると委員会メンバーが集まり会議を始めようとしていた。
村山 「すみませ〜ん今行きます」
そう言うと村山は委員会のところに向かった。
その後ひかるは色んな人に俺の誕生日を伝え色んな人いお祝いされた。
放課後になるころには俺は疲れ切っていた。
○○ 「はぁはぁ」
森田 「お疲れ」
○○ 「もとはと言えばお前が人に言いふらさなければこんなことにはならなかったんだよ」
森田 「ごめんって」
○○ 「まったく」
村山 「お二人ともお疲れ様です」
ひかると話していたら村山が来た。
○○ 「おつかれ村山」
森田 「美羽ちゃんお疲れ」
村山 「お疲れ様です」
森田 「じゃあ全員来たし○○のお家行こっか」
○○ 「いいけど今日親居るよ」
森田&村山 「チッ(小声)」
○○ 「何か言った?」
村山 「いや」
森田 「何でも」
○○ 「フ~ン」
俺は特に気にすることはせずに三人で俺の家に向かう前にコンビニで好きなお菓子や飲み物を買った。
家に着くとすぐに俺の部屋に行き誕生日パーティーが開催された。
森田 「と言うわけで○○誕生日おめでとう」
村山 「おめでとうございます」
○○ 「ありがとう」
その後三人で一時間ほどお菓子を食べたり雑談をしていると急にひかるが話題を変えた。
森田 「ねぇ○○ちょっといい?」
○○ 「なに?」
森田 「私○○が好き」
○○ 「は?」
村山 「実は私も」
○○&村山 「え?」
森田の爆弾発言をした後村山もとんでもないことを言った。
○○ 「ちょっと待って情報量多い」
村山 「ひかる先輩ほんとに○○先輩が好きなんですか?」
森田 「当たり前じゃん。そういう美羽ちゃんは○○への愛が足りてないんじゃない?」
村山 「はぁ?どんなことないですよ」
森田 「じゃあ○○の好きなところ言ってみてよ」
村山 「いいですよ。まず優しいところ、まじめなところでしょあとは…」
村山と森田が言い合っている間俺は完全に空気になっていた。
○○ 「お~い、お二人とも落ち着いてください」
森田&村山 「はっ!」
森田 「ごめん○○」
村山 「ごめんなさい」
○○ 「とりあえずだけど二人は本気なんだね?」
森田&村山 「本気です」
○○ 「そうなんだ」
森田 「私と美羽ちゃんだったらどっちの方が彼女にしたい?もちろん私だよね」
村山 「いやいやもちろん私ですよね?」
○○ 「えっと…」
森田 「○○」
村山 「○○先輩」
森田&村山 「どっちを彼女にしたい?」
~完~