
未練タラタラ
○○ 「付き合ってほしい」
俺は二年以上好きだった森田さんに告白をした。
森田 「ごめん」
俺の青春はたった三文字で幕を閉じた。
○○ 「畜生!」
✕✕ 「ドンマイ○○切り替えていこう」
△△ 「切り替えろって」
〇〇 「そうだな、よし今日はサイゼで豪遊だ!」
✕✕&△△ 「おー!」
次の日
静かな教室の中ペンの音だけが響く。
そんな中俺は森田さんを無意識に見ていた。
〇〇 (あれ?)
気づいた俺は直ぐに授業に集中するためにペンを握る。
しばらく黒板を板書していたが目線は森田さんに行っていた。
○○ (!何してんだよ)
○○ (俺の中では終わったんだ)
○○ (さっ授業に集中だ)
その後俺は授業に集中しようとしたが目線が完全に森田さんに行ってました。
授業が終わり俺は✕✕と△△と話していた。
✕✕ 「あした英語の小テストだぞ」
△△ 「めんどいな」
○○ 「そうだな」
✕✕と△△と話している時も俺の目線は森田さんを見ていた。
✕✕ 「…」
△△ 「…」
✕✕ 「未練たらたらやん」
△△ 「それな」
✕✕と△△に見事にバレました。
○○ 「うるせぇな仕方がねぇだろ」
✕✕ 「いやさ昨日切り替えるって言ってたよな」
△△ 「俺も聞いた」
✕✕ 「そしたらこれか…」
△△ 「未練たらたらやんけ」
○○ 「しかたがねぇやんすきだったんだからさ」
△△ 「わかるけどさ」
✕✕ 「切り替えろよ」
○○ 「無理だよ」
✕✕ 「じゃあもう一度狙えば?」
○○ 「お前天才か?」
✕✕の発言に俺は共感した。
✕✕ 「冗談だって」
○○ 「そんなのいい、俺はもう一度森田さんにアタックする」
△△ 「やべぇよこいつ」
✕✕ 「わかったよそこまでいうなら協力してやるよ」
○○ 「どうやって?」
俺が✕に聞くと✕✕は森田さんに話しかける。
✕✕ 「森田さんちょっといい?」
森田 「なに?」
森田さんは読んでいた本にしおりを挟んで本を置いた。
✕✕ 「明日暇だからさ○○と△△と一緒に遊ばない?」
森田 「あ~いいよ」
森田さんは一瞬迷った素振りを見せたが承諾した。
✕✕ 「ありがとう、女子の方は俺が何とかして集めておくわ」
次の日俺は緊張してみんなを待っていた。
○○ (緊張してきた)
森田 「○○君早いね」
緊張して待っていると森田さんが来ていた。
○○ 「!森田さん」
森田 「びくびくしすぎだよ」
○○ 「ごめん」
森田 「ところでほかのみんなは?」
○○ 「確かに約束の時間まであと少しなのに」
森田 「私と○○君だけだね今いるの」
✕✕と△△を待っていると✕✕からLINEが来た。
○○ 「なんだろ」
スマホを見ると✕✕から『俺と△△補修に行かなくちゃだからいけないわ、二人で楽しんでねごめんちゃい』とLINEが送られていた。
○○ 「あの野郎…」
森田 「なんだって?」
○○ 「✕✕と△△なんか行けなくなったってさ、二人で楽しめってさ」
森田 「うそでしょ?」
○○ 「ほい」
ウソだと思った森田さんに俺は✕✕から送られてきたLINEを見せると森田さんは沈黙した。
○○ 「どうします?」
森田 「折角来たんだし二人だけで遊ぼうよ」
○○ 「そうしましょう」
この時内心ガッツポーズを決めていたと思う。
ショッピングモールに入ると俺たちはまずゲームセンターに向かった。
森田 「久しぶりにゲーセン来たかも」
○○ 「奇遇ですね俺もです」
森田 「そうなんだ、あっあれやろうよ!」
森田さんはバスケットボールのゲーム機械を指さした。
○○ 「負けませんよ」
森田 「わたしだって負けないからね、負けた人が昼飯奢りでいいね?」
○○ 「いいよ、負けないから」
俺と森田さんはゲーム機にお金を入れて試合を始める。
最初こそ森田さんが優勢だったが結果は俺の勝利で幕を閉じた。
○○ 「俺の勝ちね」
森田 「ぐねね」
○○ 「勝は勝ちだから奢ってね」
森田 「分かったよ」
森田 「その前に一回やりたいことあったんだよ」
○○ 「なに?」
森田 「異性とプリクラ撮ってみたかったんだよね」
○○ 「えぇ」
○○ 「まぁいいけど」
その後二人でプリクラを撮りました。ちなみに初めて撮りました。
フードコートでご飯を食べながら先ほど撮ったプリクラを森田さんは見ていた。
森田 「不慣れすぎでしょwww」
○○ 「うるさいな」
森田 「ごめんごめんwww」
○○ 「…ところで気になったんだけどもさ森田さんは嫌じゃないの?」
森田 「何が?」
○○ 「俺といるの、仮にも俺は三日前に振った相手でしょ」
森田 「そうだけどもね」
森田 「なんか○○君と話すとそれ忘れちゃうんだよね」
○○ 「なにそれ笑」
森田 「ほんとにね笑」
その後軽く雑談をした後俺たちは服を見に行った。
森田 「これとかどう?」
○○ 「可愛いです」
森田 「じゃあこれは?」
○○ 「可愛いいです」
森田さんが服を選んでいるが何を選んでも可愛いので正直同じ返事しかできなかった。
森田 「さっきから同じ返事ばっかりじゃん」
○○ 「ごめん」
森田 「もうちょっと真剣に選んでよ」
○○ 「わかったよ」
森田 「これは?」
○○ 「可愛いです」
森田 「同じ返事ばっかりじゃん!」
この後も二人で楽しく遊んだのだのだが楽しい時間は直ぐに過ぎていきついに帰る時間になってしまった。
森田 「もう時間だね」
○○ 「そうだね」
森田 「じゃあまたあさってね」
○○ 「…ちょっとまって」
森田 「なに?」
○○ 「三日前も言ったけど…俺と付き合ってくれ」
森田 「あの時さごめんって言ったのってさ○○君とあんまり関わりなかったからでさ○○君が嫌いってわけじゃないのよ」
○○ 「もしかして…」
森田 「いいよ」
○○ 「よっしゃぁ!」
森田 「よかったね」
○○ 「うん!」
次の日
✕✕ 「結局あいつらはどうなったんだろうな?」
△△ 「しらね…おいあれ見ろよ」
△△は○○と森田が手をつないで登校しているのを見かけた。
✕✕ 「よかったな」
✕✕と△△は遠くから見守った。
~完~