彼女と別れたら友達が急に猛アタックしてきた
○○ 「はぁ」
授業終わり俺は深いため息をついた。
森田 「どうしたの?今日元気ないじゃん」
友達の森田ひかるが話しかけてきた。
○○ 「じつは…昨日彼女と別れちゃって…」
森田 「え?保乃ちゃんと?」
○○ 「うん…」
森田 「ちなみに理由は?」
○○ 「保乃の浮気」
森田 「そうなんだ」
森田 「じゃあ○○は今フリー?」
○○ 「そうだね」
森田 「じゃあこれからいっぱい絡めるね」
○○ 「そうだね」
森田 「次の授業一緒に受けない?」
〇〇 「いいけど…」
森田 「やった!」
ひかるは飛び跳ねて喜んだ。
森田 「じゃあ次の授業でね」
〇〇 「はいはい」
そう言うとひかるは席に戻った。
授業が始まり俺もひかるは隣の席で授業を受けていた
森田 「ねぇ、ここわかんない」
森田は数学の問題を見せた。
〇〇 「ここはこことここの計算を最初にやると簡単だよ」
森田 「ほんとだ!ありがとう」
ひかるは笑顔で感謝を伝えた。
そのあと2人で授業を真面目に受け学校が終わった。
〇〇 「疲れたな」
?? 「○○!」
授業が終わり校門で家に帰ろうとしたとき誰かが俺の肩を叩いた。
○○ 「なんだひかるか」
森田 「そうだよ、今日サイゼで勉強しない?」
〇〇 「いいね」
森田 「じゃあ行こっか」
俺は帰りの準備を急いで準備をし2人でサイゼに向かった。
サイゼに入りとりあえずドリンクバーだけ注文し勉強を始めた。
その間話すことはなし。
話すことがあるとすれば分からないところを共有して考えるくらい。
そのため俺たちはなんにも話さずにただ黙々とペンを動かしていた。
しばらくしてひかるが口を開いた。
森田 「また彼女はつくらないの?」
○○ 「う~んどうだろ」
○○ 「またいつか作るかもね」
森田 「そうなんだ」
○○ 「そう言えばひかるは彼氏とかつくらないの?」
森田 「作りたかったよ、そりゃあ、でも彼女持ちだったんだよ」
○○ 「『だった』?」
森田 「ようやく彼女と別れてくれたからようやく狙える」
○○ 「そうなんだ、その人が彼女さんと別れたのっていつ?」
森田 「昨日って言ってた」
奇遇だな、俺も昨日別れたばかりだ。
○○ 「同じだね」
森田 「しかもさ私が露骨に好きアピールしても気づいてくれないんだよ、鈍感過ぎない」
○○ 「何それ、夢小説みたい」
森田 「しかもそいつ近くにいて話してても気づいてくれないんだよ」
○○ 「え?」
○○ 「自惚れてたら悪いんだけどもしかして…」
森田 「ようやく気付いた?そうだよ」
○○ 「ごめん気づきのが遅くて」
森田 「全くだよ」
森田 「じゃあ○○今フリーだから付き合おうね」
○○ 「わかった」
こうして俺は別れて一日で彼女が出来まし。
~完~