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好きな子が二人いる俺とその二人から好かれる俺

最近俺には悩みがある。
それは好きな子がいることだ。
何を考えていても必ず頭の片隅に彼女がいる。
しかし問題なのは僕の好きな人は『二人』いるということだ。

✕✕ 「○○また森田さんと山崎さん見てんのかよ」

○○ 「ちょっ、声が大きいよ」

✕✕ 「ごめんごめん笑、ところでお前はどっちが好きなんだよ」

○○ 「森田さんは小さくてかわいい。山崎さんはスタイルが良くて好き。どっちが好きかなんて選べないよ」

✕✕ 「ふつうは好きな人は一人だと思うけどな」

○○ 「そうなんだけどさ二人とも魅力的すぎるんだよ」

✕✕ 「そうなんだ…でも森田さんも山崎さんも美人だよな、もしかして彼氏といたりして」

俺は✕✕をこの世のものではないかのように見た。

✕✕ 「ごめん、ほんとにごめん、だからその目をやめてくれ」

○○ 「次のその話したら末代まで呪うからな」

✕✕ 「怖い怖い」

先生 「お前ら席つけ」

俺たちが話していると先生が入ってきた。

✕✕ 「じゃぁまた後でな」

○○ 「おう」


その後俺はまじめに授業を受けたかったが森田さんと山崎さんを見ていた。

○○ (あ~まじで森田さん可愛い、ちっちゃいから守りたい。山崎さんはかっこいいから守られたい)

先生 「○○、よそ見すんな」

俺が森田さんと山崎さんを見ていたら先生に注意された。

○○ 「すみません」

先生 「全く」

先生に注意されたので俺はまじめに授業を受けることにした。

森田 「じーーー」

山崎 「じーーー」

なんか誰かに見られてる気がする。
気のせいか。


授業が終わり○○は✕✕の方に行った。

○○ 「なんかさっき誰かに見られてたかも」

✕✕ 「何言ってんだ」

○○ 「いやマジなんだって」

✕✕ 「ほんとかよ笑」

○○ 「ほんとなんだって」

✕✕は信じていなかった。



森田 「○○君かっこいいな」

山崎 「わかる」

森田 「守られたい」

山崎 「守りたい」

森田 「ずっと見てられるよね」

山崎 「わかる」

森田 「そうだ今日一緒に帰れるか聞いてみようよ」

山崎 「いいね」



学校が終わりいつも通り俺は一人で家に帰ろうとした。

森田 「○○君ちょっといい?」

○○ 「え?なに?」

森田さんに呼ばれて俺は少し驚いた。

森田 「いや今日さ一緒に帰らない?」

○○ 「え?いいんですか?」

森田 「もちろん、でも天ちゃんも一緒だけどいい?」

○○ 「え?」

まさかの山崎さんも一緒だという事実に俺は心躍った。

森田 「だめ?」

○○ 「いやそんなんじゃなくてびっくりしただけ」

森田 「そうなんだじゃあ三人で帰ろうか」

○○ 「わかりました」

そう言うと俺たち3人は話しながら帰っていた。
因みに俺はものすごく緊張していた。

森田 「初めてじゃない?三人で帰るの?」

山崎 「確かに」

〇〇 「俺は初めて人と帰ります」

森田 「可哀そう」

山崎 「可哀そう」

○○ 「うるさいな」

どんどん話して行くにつれて俺の緊張は和らいでいった。
それから20分くらい雑談をしていた。

森田 「そう言えば○○は好きな人とかいるの?」

森田さんは話題を変えて聞いてきた。

○○ 「好きな人がいるんですけど二人何ですよね」

山崎 「何それ笑」

○○ 「自分でもわかんない。そう言う二人は」

森田 「私たちは近くにいるから」

山崎 「幸せだよね」

近くにいる?それって…
俺は勇気を出して聞いてみた。

○○ 「もしかして…俺の事?」

山崎&森田 「うん!」

二人は元気よく言った。

○○「えぇぇぇ!?」

山崎 「そう言えば○○の好きな人は?」

森田 「確かに、教えて」

俺は勇気を出して言った。

○○ 「二人が…二人がすきだ!!」

山崎&森田 「え?えぇぇぇ!!」

山崎 「相思相愛じゃん」

森田 「待ってこれはどっちが妻でどっちが愛妻なんだ?」

森田さんは結婚する気満々だ。

山崎 「確かに」

森田 「もちろん私が愛妻だよね?」

山崎 「いやいや私が愛妻でしょ?」

森田 「ねぇ○○」

山崎 「どっちが」

山崎&森田 「○○の愛妻?」

こんなの決められるわけないじゃん!

~完~











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