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詩たち。

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2024年7月の記事一覧

街の灯り

街の灯り

見たことのない景色を

ひとりで見るより

いつもの景色を

ふたりで見たい。

朝焼けも夕焼けも綺麗だけれども

買い物帰りの

街の灯りでさえ

君となら

綺麗に見えるんだ。

すべて

すべて

貧乏ゆすりも

垂らした醤油も

すべて誰かのためになっている。

あなたの側

あなたの側

やっぱり

あなたの側がいい。

祈ってるだけじゃ、

物足りないよ。

鱗

蝶さんが飛んでいるよ

ぼくも飛びたいな

鯉さんが泳いでいるよ

ぼくも泳ぎたいな

冷たい水の中、鱗をひらりひらり

纏わせながら

十二単のごとく

僕なりの美しさを見せて

あなたのもとへ

泳いでゆくよ。

ポンコツ

ポンコツ

きっと

不幸も幸せも

何も変わらない。

しあわせなのは、定規がポンコツなだけさ。

パン

パン

匂いがして
暇だから
騒ぎ立てて
音に触れて

言葉足らずな
愛と恋の証明を
なんとかしてみる

はぁっと吐いた息に
色はなく、
森の中ですっかり消えていく。

パンが膨らむように
ぽっこり出たお腹。

可愛いなぁって思えるのは
間違いなくあなただからで。

とても愛おしいと思う。

とても愛おしいと、思う。

きょうは晴れている!

きょうは晴れている!

暑いったらありゃしないけど

きょうは晴れている!!

きょうは晴れている!!

【歌詞】ふらり

【歌詞】ふらり

ふらり

飛んで。

ふらり

呼んだ。

ふわり

声が届きました。

それはいつも

通りの柔らかな匂いのする

声でした。

とおーせんぼ

はしなぁいで

たーんぽぽ、

になって

飛んでゆけば

あなたの街へ

いけるかなぁ

あーあ

どうにか

どうにか

その瞳で、

僕を誘惑しないでくれ。

これ以上、

愛してしまったら

どうにかなりそうなんだ。

この気持ちを

この気持ちを

この気持ちを何に例えよう。

甘酸っぱいイチゴ。

よく蒸した甘栗。

うーん、

例えるのが間違いかもしれないね。

きっとひたすらに伝えればいいだけだ。

君が好きだ、と。

焚べる

焚べる

愛が消えてしまわぬように

僕はそっと

薪を焚べた。

激しく燃えた火は

恋をより

焦がすものとする。

そして思う。

それはそれは強く、思う。

「あなたと、会いたい。」

さっと

さっと

さっと

言えたら

ぎゅっと

できたら

こんな憂鬱も

すべて

無くなるのかな。

帰り。

帰り。

あなたの帰りを

待ち侘びている。

まだ何も、

変わっていないのに。

悪くないの。

悪くないの。

ありがとう

ごめんなさい

それをちゃんと言い合えて

笑ったり

泣いたり

怒ったり

それだけで

あなたとなら悪くないの。

絶対にあなただからなの。

知って?

こんなに伝えても伝えきれない

ものがあること。

それがいわゆる「愛」らしいこと。