摂食障害

家にあるもの全て食べ尽くしていた中学生時代。
食べすぎたら吐くようになった高校生の夏。
チョコ一欠片ですら吸収が怖かった大学1年生の秋。
チューブに手を出して一日の大半を過食嘔吐に費やした大学2年生の春。
彼氏に食事管理をされるようになって大リバウンドした大学3年生の春。
留学に来て日本で見た事ないくらい太っている人に囲まれて生活をして吐いているのに10キロ太ったのが今。大学3年生の冬。

摂食障害って寛解することは無い病気なんだろうなとつくづく。

過食嘔吐、拒食、非嘔吐過食と、摂食障害と呼ばれるものは全て経験してみて
どの時期が1番地獄だったかなって思い返してみる。

たぶん、チューブ使った過食嘔吐時代だとおもう。
外食に必須だったのはチューブの入るサイズのカバン、ジップロックの携帯。身障者トイレの有無の確認。
どんなに寒くても暑くても、食材の買い出しだけは必死。できるだけ安くてかさましになるもの、油が多くて甘くて味覚がおかしくなっていても満足できるものを選んで。
傍から見れば頭のおかしい買い物かごいっぱいの食材を毎日スーパーのセールの時間に買いに行く。
家に着くまでも我慢できなくて途中でパンを食べ始める。1時間ごとに出して、合計食事時間が10時間を超えることもしばしば。外が明るくなる時間まで寝ないでずっと。食べて吐いて以外に時間を使えないから大学の課題はもちろん睡眠もできない。人とも会えない。一人で外食ができない人間だから、どうしても食べ放題に行きたい時だけ友達を誘って化け物を晒してた。昼夜逆転してるから起きられなくて大学にも行けなくなっていく。栄養を取れていないから、頭にも体にも力が入らなくて、集中力や記憶力が無くなっていく。目に見えて落ちる学力。学校に行くたった15分の通学路でさえ、途中休憩を挟まないと歩けなかった。一日一万円消えるのは当たり前だった。日々の食費のせいでひたすらに減っていくお金を見て、自分の生きている意味を考えて。本気で自分に対して死んだ方がいい人間だと思った。
Xにたくさんの食べ物を載せて、同じような過食嘔吐のアカウントと繋がって、自分がおかしくないことを必死に確認。狂ってた。

でも、1番痩せてた。この地獄を文字にして自分を戒めていないと、きっと私はあの時のスタイルを求めてすぐにでもチューブを買いに行ってしまうだろうな。

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