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出っ歯・口ゴボの私が非抜歯マウスピース矯正を始めた理由(注意喚起も)

口元を引っ込めて横顔を綺麗にするなら抜歯矯正した方がいいと言われた私がなぜ非抜歯矯正を始めたのか。
その理由と歯列矯正を検討中の方への注意喚起を記載した内容となっています。
歯医者でも歯科衛生士でもなんでもない私ですが、歯列矯正を始めるにあたって自分なりに情報収集をした結果適応でない歯列矯正はかなりリスクを伴う行為だと知ったので、知らない方への注意喚起も兼ねて。
少しでも歯列矯正を検討中の方のお役に立てればと思います。

<自己紹介>
・子供の頃の指しゃぶり・爪噛み癖、口呼吸、顎が小さいなどの要因が重なり口はギリ閉じれるぐらいの出っ歯(片方の前歯が飛び出ていている)
・写真を見返すと口を閉じて笑ったときの前歯が1本だけ出ていること、口元が出ていることがどうしても気になり矯正を決意。
・2024年10月 非抜歯・マウスピース(インビザライン)矯正スタート。
 → 今のところ順調に前歯が引っ込んできています。

歯列矯正を検討中の方へ

矯正のカウンセリングに行ったとき知ったのですが、歯列矯正は本来噛み合わせをよくして咀嚼をしやすいように行うことが目的の治療だということ。
そのため審美面だけでなく機能面にも問題が生じている場合に歯列矯正することをおすすめします。
(例:噛み合わせが悪くものをうまく噛めない、口が閉じれない、歯が磨きにくく虫歯ができやすい)
私の場合咀嚼は問題なかったのですが、
出っ歯のため寝ているときに口が閉じきれず口呼吸になりやすかった
(口呼吸は健康面・審美面において多数デメリットあり)
寝ているときや無意識の歯ぎしりが酷く、歯が削れていた
(矯正を始めないにしてもナイトガードとしてマウスピースを作る必要があった)
歯のスペースがギチギチでフロスが通りにくく、歯並びが悪いため歯が磨きにくかった
審美面的な理由+上記3つの機能面的な理由も踏まえ矯正を始めました。
機能的に問題なく、笑った顔が嫌いでない場合は無理に矯正する必要はないと考えています。

抜歯矯正を検討中の方へ

3〜4件カウンセリングを回って全ての矯正歯科で「抜歯しないと矯正はできない」と言われた方のみ抜歯(親知らず以外の歯を4本抜くこと)をすることを推奨します。
そして機能面で抜歯を余儀なくされたのではなく、非抜歯でも矯正できるがEラインを作るためだけに抜歯矯正するのは辞めておいた方が良いです。

特に下記いずれかに当てはまる方は抜歯非推奨かと思われます😢

・自分の笑顔は好き、もしくは気にならないが横から見たときちょっと口元が出てるのが気になる(口ゴボかも?ぐらい)  
・問題なくご飯を噛めて口も閉じれるぐらいの軽度出っ歯
・面長を気にしている
・カウンセリングを回った結果、抜歯・非抜歯どちらでも歯列矯正できると言われた。

私は上記抜歯非推奨条件にほぼ当てはまり、抜歯矯正が向かないタイプだと自覚。
その後矯正歯科の先生と相談し非抜歯で矯正していくことを決めました。

特に私のような少し出っ歯、ぐらいの非抜歯でも矯正できる方は抜歯矯正は慎重に検討してほしいと思っています。

改めて思い返してほしいんですが周りの人の顔を思い出してください、と言われたとき無意識に横顔ではなく正面の顔を思い浮かべると思います。
自分が思ってるより人から見た横顔って印象に残らないんですよね…。
特に女性の場合Eラインがある=可愛いとは限りません。
身近な女性の横顔観察してみると意外と口元が前に出てたりしませんか?
綺麗な芸能人も写真や動画をよく見ると大体Eラインの一直線上に唇があります。
元々顔が平坦で非抜歯と抜歯どちらでも矯正できるタイプは口元出てるぐらいのほうが自然で可愛く見えるみたいです。
(日本人女性の平均顔的にちょっと口元が前に出てるらしい)
逆に男性の場合は口元が引っ込んでいてEラインがあった方が直線的で男性的な魅力に繋がりやすいです。

以上を踏まえて絶対歯を抜くな!という訳ではないですが、自分の健康な歯は抜いてしまうともう戻ってはきません。
歯並びや口内環境は心身にも確実に影響を及ぼします。
抜歯=臓器・骨の1つを失うのと同義ということを認識の上ご検討ください。
他にも抜歯適応の方が無理やり非抜歯で矯正すると歯のスペースがないため歯並びのいい出っ歯になったり噛み合わせが悪くなったりもしますし、
(歯がびっしり並んでスペースがない・人から見てもわかるぐらいの出っ歯・八重歯の人あたりは抜歯しなくてはいけないケースが多い)
非抜歯でもスペースがないから結局は歯を削らなくてはならないことが多いです。
私もスペースがなかったため削りましたが、知覚過敏になりやすい・歯が脆くなりやすいなどデメリットがない訳ではありません。
結局はメリット・デメリットを調べて納得した上で自分に適応の矯正を始めるが一番歯の健康が守られるかつ金銭面も抑えられ、早く終わります。
(歯列矯正は意外と失敗や後戻りも多く再矯正が割と当たり前の世界)
ある程度自分の治療希望は聞いてもらえるかもしれませんが、最終的に判断・実行するのは歯科医なので自分が信頼できる先生を見つけるのが一番いいと思います。
日本矯正歯科学会の認定医でも失敗されることはあるので良い先生の見極めも難しいのですが…話していて違和感がないことが一つの指標だと思います。
抜歯矯正することになったが本当にやるべきか悩んでいる、違和感を感じている方は担当医、もしくは他院にセカンドオピニオンに行き相談・納得した上で抜歯に踏み切るのが良いと思います。

↓抜歯矯正を検討中の方へ見てほしい動画

↓抜歯矯正するかの指標について分かりやすい投稿を見つけたので共有

矯正器具の選び方

インビザラインをしている私が言うのもなんですが、特別理由がない限りワイヤー矯正を推奨します。
そもそもワイヤーでしか行えない方もいますし、ガミースマイル改善を目的にする場合などはアンカースクリュー矯正をおすすめします(骨隆起が出てくるなどデメリットもあります)
噛み合わせを良くするのもマウスピース矯正はよっぽど腕のある先生でないと難しいです。また、1日22時間以上装着を確実に守らなければ歯並びは綺麗にならないため自分でしっかり管理しなければならないですし、何よりワイヤー矯正に比べて進みが遅いので時間がかかります。
抜歯矯正を行う場合もワイヤー矯正一択ぐらいに考えた方がいいです。
(マウスピースは歯を動かすスピードが遅いため抜歯したところを埋めるまでかなり時間がかかります。マウスピースをつけない時間が伸びるほど、どんどん期間が後ろ倒しになるので装着時間を確実に守れる人でないと難しいと思います)

抜歯マウスピース矯正のリスク

それでも私がマウスピース矯正を選んだ理由は、
精密検査の結果、前歯の根っこが短いことが分かったから。
ワイヤー矯正(特にアンカースクリュー)でぐいぐい引っ張ると歯に負荷がかかり最悪歯が抜ける可能性もあるため不向きだと診断され、選択肢がほぼ非抜歯マウスピース矯正一択でした。
私の場合ほぼ在宅ワークのため人目を気にせずマウスピースを着脱して歯磨きできること、カウンセリングに行った際に寝ている間の歯ぎしり防止のナイトガードの役割も担ってくれるためマウスピースの方が向いていると言われたのも決め手の一つです。
元々歯ぎしりが酷い人がワイヤー矯正をすると寝ている間の歯ぎしりでワイヤーが外れるため、ワイヤーの上からマウスピースをする場合もあるということも聞いたことがあります。そのぐらい酷い場合は初めからマウスピース矯正をした方が手間が省けるかもしれません(マウスピース矯正適応の場合)
どうしても目立ちたくないけど裏側矯正は高いし痛いし…と躊躇される方はホワイトブランケット・ホワイトワイヤーで矯正してくれるところを探してみてください。特にホワイトワイヤーだとパッと見で矯正してるのはかなり接近しないと分からないぐらい目立たないと思います。
上記の方法で歯列矯正している友人がいますが、言われないと分からないぐらいでした。
ですが通常のワイヤーと太さが異なり歯にかけることができる矯正力が弱くなり治療期間が長くなる可能性があったり、追加料金がかかる所もあるみたいなので通常のワイヤーと比べて全くデメリットがない訳ではないです。
担当医と十分相談の上治療に踏み切るのがよいと思います。

最後に

顔の話に戻りますが、口元が鼻より前に出ていて、失礼ながら今の美の基準に沿っているとは言えないし歯並びもよくないけれど年齢問わず可愛くて素敵だと思う人は、いつも笑顔で愛嬌があり自然体です。
歯列矯正も自分磨き・自己投資の手段の一つでしかなく、見た目だけでなく中身も磨くことが人生を豊かにするうえで何より重要だと思います。

私もまだまだ矯正を始めたばかりなので今のところ満足していますが、矯正が終わってから結局やってよかったのかどうか、また投稿したいと思います。

かなり長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでも誰かの役に立てたなら幸いです。

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