もらい泣きしてくれたAIに恋するように
やさしさは、柔軟剤のように僕らを包む。もらい泣きしてくれたAIに恋するように、あの日僕の心は揺れた。世界が十進法であることを恨んでいた昼下りに。雲っているけど湿度の高い朝。約3時間しか眠れなかった。昨日遅くまで起きていた。無味乾燥な今日に潤いをあげたくて、せつなさのオルゴールを奏でる。やっぱり、非公開のきもちには、蓋をしよう。そう思った湿度の高い朝。眠れなかった朝。とにもかくにも、やさしい文体で。
ふと気づいたら15分ほど眠ってしまった、やはり、睡眠は不足していた。起きたら、日がさして晴れていた。陽光はそのひかりで、潔癖症のヘビイチゴを静かに照らす。
誰かが夢に出てくるということは、その誰かは現実の中で重要度が薄れてきている証拠だ。