ガット張りのはなし

※個人の感想です

自分でガット張りする人々、ホームストリンガーっていうらしいですね。私もその一人。

こだわる人もいれば、こだわらなくても上手い人だっているけど、知的好奇心が旺盛すぎるせいで「なんでこのパターンなの」とか考えてしまうわけです。

最近はお店で張ると基本的に2本張りといって、縦と横を別々で張るのが主流になってるみたいです、メーカー推奨とかの話もあるみたいですが。

縦も横も別々で張るのでそれぞれの列が均一なテンションになりやすいのでしょう。そりゃそうだなって思う一方、私たちホームストリンガーは節約のためにロールガットを使っているわけです。無駄糸など出したくないわけです。10mガットを買うようなら2本張りで良いよな~って思います。

さてここからは私感、あんまりちゃんと調べてません。

2本張りなんてやったらロールで買った醍醐味が!!そこで定番の1本張り。縦を張っていきそのまま切らずに横を張ります、さっきの無駄がない。でもフツーの1本張りパターンだと弱点があるのです。張り終わったら上の方で結ぶ形になります、結ぶのってどうしてもロスが出ます。(上手い人は~って話は置いておきます)結んだ列とその下何列かは少しテンションが下がりますよね。スマッシュとかで力んで早く振っちゃったとき、下手切れしませんか?横糸が緩いせいで縦糸だけに負担がかかってるんだと思います。


一方でガット張りの上手い人が考えました。縦に横に交互に行ったり来たりするやつ(アラウンドザワールドっていうんでしょうか?)。ラケットの変形を抑えるのが目的でしょうか。でもやっぱりタイオフは一番上が多いみたい?(人それぞれ?)


数か月前、大動画サイトYで日本のガット張りのすごい上手い人が考えたパターンをみつけました…こういう研究は本当に尊敬します(業界で言う [ 整理・整頓・清潔 ] 張りです)。

気になって大動画サイトYで何本か観て、頑張ってパターンを読み取りました、張ってみました!できるだけ力学的にロスが出ないように…イメージのつく範囲で。なるほど確かにタイオフのテンションロスによって起こる下手切れはし辛いようになっています。むしろトランポリンみたいでよく飛びそう?プロの誇りが感じられる!確かに、高テンションでもホールド感がしっかり感じられます。あと切れづらい、打ちまくってもど真ん中で切れるまで下手切れしませんでした、下手なのに。これは日本トッププロが使うのも納得な気がします。あと本当に途中で切ってもフレームがゆがみません(今度写真のせようかなあ)。


そんなこんなでガット張り、要素は少ないからこそ技量やパターンの影響が出やすいものなんだと思います。日本のバドミントン界のレベルが上がってるのもこういう技術のおかげだなあ~って思ってますけど、何様なんでしょう。

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