一生一度の最高のときめき感じる街
オタク13年目、人生で初めての遠征をした話。
私のオタク人生は圧倒的にJr.担歴の方が長い。
関東Jr.の現場はグループに所属していれば春夏秋冬ほぼ全ての季節で何かしらある、"東京"で(横アリ、たまアリもあったけど)
私は自担に気軽に会いに行くために東京に出てきた。だから私の中に現場は東京にあるものだという揺るがないが概念がある。東京は大好きなアイドルに会いに行く街、会える街。そのために東京で生きている。
それなのにどうして自担のいる場所の近くで生活をしているのに遠くに会いに行かなければならないのか意味がわからない。何故地方から近くに出てきたのに遠くまで会いに行かなければならないのだろう。
舞台の現場がなかった去年、東京ドームで最後に会ってから約10ヶ月。次に会えるまで10ヶ月、10年以上オタクをしてきてこんなに会えない(当落ではなくそもそも会う機会が与えられない)ことは私は初めてで、舞台の現場、映画の舞台挨拶が本当に羨ましい、ずるい、そう思い続ける10ヶ月間はつらすぎた。そしてこのまま東京で君を待ち続けるなんてできないと思った。だいすきなその顔が見たい。君の顔が私の栄養。
とはいえ私は何が何でも家に帰ってきたいしできるだけ楽をして君に会いたい。旅行や観光もそこまで興味がないし、オタクの友だちも少ない、これで楽しめるのだろうか。それでも最悪、開演前ギリギリに着いて終わったらホカホカの気持ちを抱きしめてさっさと帰ればいっか、とりあえずやってみて経験値、と軽い気持ちでやってみた。
結果から言えば、思っていたより全然元気に終われた。体力や気疲れでヘトヘトになるかと思ったけど、次の日もいつも通りに過ごせるくらいで、想像より楽勝だった。有難いことに一緒に入ってくれた友だちが心強くて、いつもと違う場所で見る顔もたまにはいいもんだなと思った。できるとわかったからには、またチャレンジしてみたい。
でもやっぱり私は一生思うんだろう、東京で会いたい、と。東京で会う君が特別。会いにきてもらうでも、会いに行くでもなく、待ち合わせ場所のように東京で会いたい。伝統と未来 交差するこの街で。