私が幸せにならないと意味がない
約3年前に好きになったアイドルのライブに初めて足を運んだのは去年の夏だった。
コロナ禍でライブは配信になり、彼らの有観客のライブは2年連続中止になった。
彼らのことを応援するようになってから、物事はすべてタイミングが重要だなと心底感じる。
去年の夏、彼らのライブを初めて観た時、あっ違うなと思った。具体的にこれがダメだったという直接的なきっかけ・原因というのはないんだけれど、これは私は楽しくない、と思った。
「楽しめない」と「楽しくない」は別だと思う。楽しもうと思えば楽しめるんだよ、好きなんだもの。だけど楽しくないって思ったんだよね。それに気づいてから少し落ち込んでしまった、楽しくないと気づいたことがちょっと悲しかった。
わかりやすく言えば、統一感がなく、とっ散らかった、習い事の発表会みたいなライブだった。この2年間悔しい思いがあまりに感じられなくて何も記憶に残らないライブだった。当日雨が降っていたことしか思い出せない。
ここ数年オタクをするにあたって「私が楽しくないと、幸せな気持ちにならないと、応援している意味がない」という気持ちが私の中で強くなった。お金も時間も自分が幸せになれないものに賭けても仕方ない。無駄だ。
3度目の春。3度目の正直って言葉があるけれど、ライブのお知らせさえもこなかった。もうグループとして応援するのは限界だし待てない。
中止にならなかったらもっと早く気づけたんだろな。でも中止になったなかったらもっとハマってたのかな。
とにかく全てタイミングがわるかった。いつまでも待ってはいられない、わたしは次へ進む。彼らも現状に留まらず早く各々が次へと進んで行けますように。