アヘアヘキングダム2ndSeason Story16
<Dialog Munetaro and Shoshonosuke ―― ムネたろうとショショノスケの会話>
ム: ショショノスケ。
ショ:(=^・ェ・^=)にゃ- (にゃに?)
ム: 明日から、奥様と一緒にN.Y.に行ってくる。5日ほど留守にするが、我慢できるか。
ショ:(=^・ェ・^=)にゃ- (うん、余裕だにゃん)
ム: ( ̄― ̄)ニヤリ まあそういうな。寂しい気持ちは分かるが、私は奥様をサポートしなければならないのだ。
ショ: (=^・ェ・^=)にゃ- (全然寂しくないにゃん)
ム: 間違っても、家を抜け出して、よそ様のメス猫さんにちょっかい出したりしないように。
ショ: (=^・ェ・^=)にゃ- (私はメスだって、何回言えば分かるにゃん?)
ム: ( ̄― ̄)ニヤリ まあ、お前はお利口だから大丈夫だろうがな。
ショ: (=^・ェ・^=)にゃ- (いつも話かみあわにゃい)
<Rakia’s Case ―― ラキアの場合>
ありがとうございましたー(*^_^*) またよろしくお願いします!
ふぅ…よし、閉めよう。本日のお仕事終了。
夜空を見上げて、一服。
「もう1度声優にチャレンジする」ってニャムサンから聞いた時、
2つのことを思った。
1つは、心から素直に祝福したいって気持ち。
応援したいって気持ち(*^_^*)
そしてもう1つは、自分の存在の小ささ(´・ω・`)
正直言って、僕にはネーソーの行動が理解できなかった。「そんなやり方間違ってる」って。でも、ニャムサンからの後日談を聞いて、間違ってるのは僕の方だったとハッキリ分かった。
「最初から断られるのは分かってて、本当はイラストを渡すために行ったんじゃないか?」とも一瞬思った。でも、それもきっと違う。そもそもネーソーはやり方なんて考えない。ただ自分が出来ることを、純粋に行動に移しただけだ。ネーソーはイラストを描いた。それが、ニャムサンの背中を押した。あの怖い女の人(マツコさんだっけ)までも動かした。
そして僕は、何も出来なかった。
むしろ、その邪魔をするところだった(´・ω・`)
ニャムサンは「そんなことないよ!」って否定してくれた。フォローじゃなくて、本心から言ってくれたんだと思う。それなのに、僕は自分を責めてしまう。悪い癖だとは、分かっていても。
例えばネーソーには、心を動かすパワーに満ちた絵がある。
例えばユィミには、心に寄り添ってくれる癒しの歌声がある。
僕には、何もない(´・ω・`)
どちらにしても、ニャムサンが幸せならそれでいいじゃないか。
誰の何がきっかけであろうと。
小さいこと言ってんじゃないよ。
うん。僕は小さい男。どうしようもなく、小さい。
皆が言うほど、僕は良い人ではないし、強くもないんだ。
傷ついてないフリをしてるだけ。
気付かれたくないから、強がってるだけ。
夜空を眺めていたのに、気が付いたら、視線は地面に落ちていた。
水たまりに映る、小さい男。
カッコ悪いな、お前。
<Karaoke Neesou,Yuimi and Mariko ネーソー、ユィミ、毬固でカラオケ>
ユ: えええええええええ(´ゆДゆ`)ええええええええ トキユサン ケッコン!?
ネ: ああ。もう籍は入れたんだってさ。挙式とか披露宴はこれから考えるらしいけど。
毬: ねーそー、ゆぃみさんと結婚するのか!!!!! お、おめでとう!!!!
ユ: えええええええええ(´ゆДゆ`)ええええええええ アタシ!?
ネ: まりこ、オメー話聞いてねえだろwwwww 俺っちでもねえし、ゆたさんでもねえっての。ワシらの知り合いだよ。
毬: な~んだw(あれ、何で私ちょっとホッとしてんだろ…)
ネ: んでよ…ゆたさん。皆でヤツの結婚式、開かねえか??サプライズでよ(´≖◞౪◟`≖✧)
ユ: ほほう…(๑꒪ټ꒪๑) それはまた、楽しげな企画ですな。
ネ: だべ?ww そのことを打ち合わせしようと思ってな。
毬: 楽しそう!!!ねーそー、それ私も混ぜて♪
ネ: はぁ?オメーは関係ねえだろが。
毬: (´;ω;`) アウウ
ユ: ちょっとネーソー!そんな言い方ないでしょ!
ネ: いやだって、マジで関係ねーじゃん…てか嘘泣きすんじゃねえよ!!
毬: 。゜(゜´Д`゜)゜。ヒドイー
ユ: ネーソー!!!!!!( `ゆДゆ´)=○)゚з゚)・∵.スカターン
ネ: おべふ!!○)゚з゚)・∵. …いってえな!!何で殴るんだよ!!
ユ: 言っていいことと、悪いことがあるよ!!!( `ゆДゆ´)プンスカ
ネ: て…手え出すことはねえだろが!!!
ユ: まりこちゃん、だいじょぶだからね!参加していいからね。一緒に考えようね( ,,´ゆωゆ)ノ”(´っω;`。)
ネ: ここで一句 (´◉◞⊖◟◉`)
待たされて その上殴られ ワシなんなの ねそを
<Dialong Yuuya and Tachibana at a cafe ―― ユーヤとタチバナの会話 カフェにて>
ユ: タチバナくんに目を付けられるなんて、うちの子もやるわね笑
タ: いやぁ、最初はビックリしましたよ(笑)。「言われてみれば、確かに面影あるなぁ」とは思いましたけど。
ユ: まさか、私の娘だから…ってことは、ないか。
タ: もちろんです(苦笑)。
ユ: そりゃそうか。タチバナくんだもんね。
タ: むしろ、一瞬躊躇したくらいですよ。そういう風に取られてしまったら嫌だな…と。
ユ: こんなところで私と会うのもまずいんじゃなくて?取締役さん笑
タ: やめて下さいよ(苦笑)。ユィミさんへの評価や査定とは、一切関係ありません。ただ、知らない仲ではないと言うか…音大時代、ユーヤさんには散々お世話になりましたから、話だけは通しておくのが筋かと思いまして。
ユ: …特に何かした覚えはないけど笑
タ: 色々相談に乗っていただいたじゃないですか。
ユ: ああ、ショウコの件か(ニヤッ
タ: いや、まあそれもそうですけど…その、主に音楽的なことと言うか…
ユ: 私の中で、あれは相談にのったって言うより、慰めたって記憶だけどね~(ニヤニヤ
タ: も、もうその話は…この辺で(汗)。
ユ: そうね。そのせいで、娘が落選しても困っちゃうもんね笑
タ: ハハハ…いくつになっても、ユーヤさんには叶いませんよ(苦笑)。
ユ: ああ、今話が出たから言うわけじゃないけど、ショウコ、ついに歩けるようになったわよ。
タ: おお!本当ですか!!それは嬉しい知らせですね。
ユ: うん。それでね、タチバナくんに協力してほしいことがあってさ。
タ: はい。僕に出来ることがあれば、なんなりと。
ユ: 大丈夫?心の傷、癒えてる?笑
タ: もう…ユーヤさん…(苦笑)
<Nyamsan’s Case ―― ニャムサンの場合>
冷たくされて当然。何を言われても仕方ない。そう思ってたけど…
またいつか、かけてきてくれると信じていたよ、ニャムサン。
1からやり直そう。きみなら大丈夫だ
大森さんも、あたたかい言葉をかけてくれた(´;ω;`)
ホント、私は出会いに恵まれている。
誰ひとり欠けても、今の私はいないだろうな。
感謝の思い、少しでも形にしなきゃいけないね。
こっちに引っ越してきてまだ2日。荷物の整理をついてなければ、ろくに買い物にも行けてない。でも、いいんだ。私は、都会生活を楽しむために戻ってきたわけじゃないんだから。
もう一度、「プロの」声優にたどり着くために…最短距離を走る(。◕ˇωˇ◕。) これまでも1人で練習はしてきた。それでも、やっぱり現場でないと取り戻さなきゃいけない感覚っていうものがある。直近のオーディションを受けよう。どんな役でもいい。いや、極端な話、合否はどうだっていい。とにかく受けることが大事!
あ、もちろん、合格できたら嬉しいですけど(*´∇`*)w
……と、その前に。
ネーソーには直接お礼を言いに行こう。
渡したいものも、あるからねwww
<Tokiyu’s Case ―― トキユの場合>
君の気持ちは分かる。だが、恐れることはない。いいかい。飛行機が飛ぶメカニズムは、詳しく分かっているんだ。「科学的に証明されていない」だの、「ベルヌーイの定理は間違っている」だの言われているが、上辺だけの言葉に騙されてはいけないよ。
ここは安心と信頼のグーグル先生にもご助力いただこう。
……よし、これがいいな。
この画面を見てご覧。飛行機の翼は、上に湾曲した形状をしているだろう?そうすると、翼の上部と下部に異なる気圧が発生するんだ。それが上方への揚力を生み出している。それ以上でもそれ以下でもない。どんな説明であろうと「飛行機は世界中で飛んでいる」という事実には勝てないんだよ。
さっき、君は「鉄の塊」と表現していたけど、それは誤った認識だよ。確かに見た目は巨大だし、何トン何十トンと聞くとそう思ってしまうのも無理はないけど、あの大きさにしては信じ難い程軽く出来ているんだ。「羽の生えた大きなアルミ缶」だと考えれば良いよ。事実、一般的な旅客機の場合、鉄の重さは10%前後に過ぎないからね。
まだ腑に落ちないって表情だね。分かったよ。高校の物理でも習ったと思うけど、そもそも揚力とは何か、今一度学びなおそう。翼は下半分に比べて上半分には膨らみを持たせた形状になっている。下半分の表面積を1、上半分の表面積を2とすると、引き裂かれた空気は、上半分を通過する方が長い距離を滑ることになる。ただし、引き裂かれた空気はズレることなく合流(ry
~Twenty Minutes Later 20分後~
泣かないでくれ。わっちが悪かった(と´・ω・)
怖がらなくていい。わっちが側にいてやる。
だから、明日は一緒に飛行機に乗ろう。
<STORY 17 preview ―― 次回予告>
太鼓持ち / ユィミ vs 毬固(前哨戦)
ゴロゴロスリスリ / らぶらぶ♡きんぐだむ
(✧≖‿ゝ≖) coming soon
※描かれている登場人物は、素材となる実在の人物はいるけれども、これはあくまでも筆者の想像力によって作り出された架空の物語だよ。本来の自分との隔たりに憤りを感じる場面もあるかも知れないが、こういった創作というものには、大抵多少の誇張表現が含まれるものさ。そもそも、「怒る」という行為は身体にも良くないよ。精神的ストレスによって大脳が刺激されると、延髄にある血管中枢にその興奮が伝わって、心拍出量が増えて血管抵抗が高ま(ry
※泣かないでくれ。わっちが悪かった(と´・ω・)
だから、次回も一緒に読もう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?