つる・ゐゐゑのごめんあそばせ
貴女は、つる・るるるさんですか?
ゐゐゑ(いいえ)
ワタクシはつる・ゐゐゑと申します(´ゐωゐ`)コンチャース
妹のるるるはみみっちさに定評があるみたいですが、姉のワタクシはどこを見てるのか分からないと定評がありますわよ(´ゐωゐ`) ごめんあそばせ。
名は体を表すと申しますわ。「つる・ゐゐゑ=つる・いいえ=ワタクシはつる・るるるではございません」という図式なのよ。何で妹が「るるる」と名乗って、先に生まれた姉が「るるるじゃない」って否定するような名前なのよ。それは聞かない約束よ。30分で考えたんだから全部が辻褄合う訳ないのよ。
ごめんあそばせ。
ワタクシの名前のことはいいの
今日は他でもございませんのよ。昨年、妹るるるが上梓したエッセイ本、「春夏秋冬、ビール日和」の素晴らしさを皆様方にお伝えするために、姉のゐゐゑが馳せ参じたわけですわ。
最後までこのキャラでやり通す気かよ
・・・ですって?
何言ってるのよアポロン商店(ノシゐωゐ)ノシ 踏んづけるわよ(ノシゐωゐ)ノシ
あら・・・ワタクシとしたことがヴァイオレンスなアトマスフィアを醸し出してしまいました。
ごめんあそばせ。
「春夏秋冬、ビール日和」。このエッセイはタイトルの通り、季節毎に章立てられた四部構成となっておりますわ。最初から読んでいくと、自然と1年を感じられるステキングな構成よ。
とはいえ。とはいえよ。「俺っちは夏から読む!!(´◉◞⊖◟◉`)」って人がいてもいいわよ。季節に合わせて選ぶのもありだし、たとえ冬でも「今日は秋の気分で」ってチョイスもオツね。エッセイ本って、どこから読んでも良いっていうのが嬉しいわよね。とはいえ「じゃああとがきから読むかな~」なんてama-no-jackには目潰しするわよ。
るるるは地域密着型であり、生活密着型なのよ
ご存じない方のために説明いたしますと、妹るるるは、地域密着型、そして生活密着型のエッセイストなのよ。身内びいきかも知れないけど、そこがるるるの面白さの核なの(´ゐωゐ`)マチガイナイワ
「春夏秋冬、ビール日和」の中に、特別な出来事は何一つ書かれてないわ。るるるは本の中で、家までガスコンロを運ぼうと悪戦苦闘したり、無人特売所で地元の淑女と謎の交流をしたり、アパートで洗濯機や風鈴と格闘しておりますのよ。
それのどこが面白いの・・・ですって?
ご冗談は吉田兼好ですわ。そこが面白さなの。徒然なるままに日常生活を描いたエッセイが結局一番面白いのよ。
この際申し上げておきますが、日々生きている中で、爆笑する出来事なんてそうそう起きないのよ。ていうか、プチイライラばっかりなのよ。るるるはね、ともすればそういったマイナスばかりの毎日を、フフッと笑えるプラスの文章に変換して、皆さまにお届けしてるのですわ。
例えば貴殿が、出勤途中で肩ぶつけられた上に相手に舌打ちされたらどう?イライラするわよね。そのイライラのまま出社して、イライラ全開で仕事したらどう?周りもイライラしだすわね。そのうち職場全体にイライラが充満してしまうのよ。
そう。ネガティヴマインドって伝染するの。周りもみんなイライラして、貴殿も余計イライラして、どうしようもなくなるのよ。平和で楽しい世界にするためには、誰かがどこかでネガティヴマインドの連鎖を断ち切らないといけないの。
大事なことなので繰り返しますわ。いいですこと?るるるは、そういった負の感情を笑いというプラスに変換しているの。そんなお話が、「春夏秋冬、ビール日和」には詰まっているのよ。
読まなくてどうするの?買わなくてどうするの?日本の全国民が10冊ずつ注文すべきよ。そして製本所のオジサマを「またこのビールの本かよ!どんだけ増刷するんだよ」って呆れさせるのよ(´ゐωゐ`)ンム
これ以上の親孝行はないと思うのよ
そして、何と今回はるるるの母上様も特別寄稿しているのよ。母娘でエッセイ本書くなんて、これ以上の親孝行はないわ。ワタクシはるるるの母上様のことを良く存じ上げませんけれども、エッセイを読む限り、相当の手練れであることは間違いないわ。ゐゐゑの目はごまかせないわ。
あの・・・ちょっと待って下さいゐゐゑさん。貴女、るるるさんのお姉さんって設定ですよね?てことは、るるるさんの母上は貴女の母上でもあるんじゃないですか?キャラ崩壊してませんか?
・・・ですって?何言ってるのよとき子さん!!設定とかキャラとかどういうことよ(ノシゐωゐ)ノシ ワタクシ、貴女の出版も心待ちにしてるのに(ノシゐωゐ)ノシ
オッホン。
ごめんあそばせ。
赤べこのように頷くといいわ
「春夏秋冬、ビール日和」に収録されているエッセイは、はっきり言って全話リコメンドですけれども、中でもワタクシのフェイヴァリットを3つイントロデュウスするわ。ネタバレになるから詳しくは書けないけど、既に「春夏秋冬、ビール日和」をお読みになって下さった方々には「ウンウンウンウンウンウンウンウンウンウンウンウンウンウン」と赤べこのように頷いて頂けるはずよ。
【春夏秋冬、ビール日和 ゐゐゑのおススメ1】
ようこそ、カルシファー(春)
前述したけど、ガスコンロを買って家まで運んだ話よ。一行日記なら「がすこんろを買って、おうちに持ってかえったよ。おしまい」なのよ。本当にそれだけなの。それだけなのに、面白いのよ。
登場する店員さんやアパートの住人が良い味出してるのよ。るるるは、ガスコンロ買って、途中何だかんだあって、最終的にはビールを飲んでるのよ。「何だかんだ」の部分は実際に本を読んで確かめてみて。
みみっちさから哀愁、感動からビール。
るるるの魅力が全部詰まっている。文句なく名作よ。
【春夏秋冬、ビール日和 ゐゐゑのおススメ2】
イカロス(夏)
ネタバレにならない範囲で、一節だけ引用するわ。
「イカロスたちは空へキラキラと還っていく」
今貴殿は、ドラマティックでファンタスティックなお話を想像したんじゃないかしら。橘鶫様の「物語の欠片」で描かれる一場面を想像したんじゃないかしら。言っておくけど、これは「蛍光灯が切れたんで、取り替えました」って話よ。ほんならイカロスってなんやねん?だから、言ってるでしょ。それは読んでのお楽しみ。
それにしても、るるるの妄想力には姉ながら感服いたしますわ。きっと彼女は、誰かのちょっとした発言から、妄想を膨らませ、ストーリーを展開させ、頭の中でドラマ化してしまうのよ。だから、御友達と会話していても、すぐにそっちの世界にいってしまって「・・・ねえちょっと!るるる話聞いてる!?」って突っ込まれてるはずよ。で、「・・・あ!ごめんごめん!聞いてる聞いてる!それで・・・なんだっけ??」「聞いてないじゃん!」って更に怒られてるはずよ。
生きていく上で、妄想力は諸刃の剣なのよ。だがしかし。だがしかーし。少なくともこの本の中において、るるるの妄想力はドラクエならミナデイン、FFならバハムート・改の如く、遺憾なくその破壊力を炸裂させているわ。
【春夏秋冬、ビール日和 ゐゐゑのおススメ3】
さようならハーゲンダッツ(秋)
ハーゲンダッツのことを「ダッツ」って呼ぶのは、世界広しと言えども妹るるるくらいじゃないかしらね?だって、ディアゴスティーニのことを「ゴスティーニ」って呼ぶ人なんていないじゃない?でもるるるは「ダッツ」と呼ぶの。愛と敬意を込めて。
それで、どんな話かというと、
眩しさに負けて・・・
良かれと思って・・・
気付いた時には・・・
そんな感じよ。どんな感じだよ。
ワタクシは何度でも言いますわ。どんな感じかは、つるる書店で本を買って、ご自身の目で確かめて、楽しんで頂きたく存じます。
はっきり申し上げまして、ワタクシつるる書店の回し者になっておりますが、これを書いたところで、つる・ゐゐゑには1円も、1ペソも、1ジンバブエドルも入って来ないのよ。寧ろ「め○しゃん、ちょっとやりすぎじゃないかな・・・」って、只々るるるにドン引きされてるだけかも知れないのよ。
いいの。ドン引かれてもいいの。
ワタクシは「春夏秋冬、ビール日和」の魅力を、ただ伝えたいだけなの。
ごめんあそばせ。
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★るるるの肉声が聴けるのはすまスパだけよ!
★RuRuRu's most mimicchii essay
★傑作。橘鶫様とのコラボ。物語の欠片ファンは2828必至よ。
★いや2人ともヤバイから。